【レポート】クロダイ――大きくなると性別が変わるかもしれないタイ
いきもの名:クロダイ
学名:Acanthopagrus schlegelii
【登場するゲーム】
スズキ目タイ科のクロダイ。多くの人にとって「鯛」は赤いものを想像するかもしれないが、タイ科の魚はさまざまだ。このクロダイは釣りで知っている人もいるかもしれない。東アジアに分布する魚であるようで、海外のゲームで出てくることが少ないのか、日本で作られるゲームによく出てくる。
ゲーム世界では、海遊でも見ることができるが、釣りでよく見られると言える。『なつもん! 20世紀の夏休み』では「つり人はよくチヌっていうよ」と言われている。「チヌ」の呼び方がよく紹介されるが、実は呼び名が多くあるほど、広く、古くから親しまれていることがわかる。
タイといえば、上が山型になっているが、下が平らっぽくなっているという体の形であるが、『AQUANAUT’S HOLIDAY~隠された記憶~』が一番顕著である。体をじっと見ていると黒い縞模様が見えるが、『スキャンハンター』や『めざせ!釣りマスター』シリーズでは体の向きからその縞分かりにくくなっている。
この魚にはクマノミのような性転換の特徴がある。魚にはこういう特徴をもつものがちらほら見られるから不思議だ。クマノミのように「群れの中で一番大きいものが~」というわけではないから、性転換は別の条件なのだろう。
さて、クロダイは東アジアでよく見られる魚であるが、料理法を見ると、西洋の味付けでも美味しく食べることができるらしい。料理屋で見かけたときは食べてみたい。
※このレポートは現在研究員がプレイ・収録した情報を元に書かれている。そのため、新たな情報が更新される可能性がある。
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