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そのレンズで撮ることが、写真の「テーマ」かも
それ、テーマの主役と脇役、じゃだめですか?
こんばんは、yuki です。
写真は「主題」と「副題」で構図を決める、
なんて言われますが、あまりピンときません。。。
どの画角で写真を撮るかって、
そのレンズの選択がテーマに直結するんじゃ?
という発見がありまして。
そして、テーマを固定的に設定するメリット、
についても考えてみました
テーマってなに
「季節は春めいて穏やかで気持ちいいなぁ~」
という気分で、『春』を写真に収めたいとする
この時のいいたいことは、
『春』とか『穏やかで気持ちがいい』
これが主題です。テーマです。
テーマとは、いいたいこと。
お題、題材とか、モチーフ、トピック。
対して、副題ってのは、
表題のわきにそえてつける題のことで、
サブタイトル。
サブタイトルとは、
実はテーマの本質だったりするもの
日本昔話の「つるの恩返し」で例をあげるなら
『他人を思い遣ると報われる』(テーマ、主題)
「つるの恩返し」(表題、タイトル)
~でも約束はやぶっちゃいけないよ~
(副題、サブタイトル)
サブタイトルはちょっとひどい...?
もうここでうすうす、
主題と副題っていうのおかしいよねって
共感してくれる方もいるはず。
もっと深堀していってみましょう。
ここで写真を例にしてみましょう。
写真だと、
撮りたいと思った動機
がテーマになりやすいと思います。
街をぶらぶらしていると、そこへテーマである
春をイメージするメジロが梅の木にとまった
シャッターチャンス!
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/135461741/picture_pc_76d89b567a02cbd0f129a4999b4f59b3.png?width=1200)
この写真にテーマやサブタイトルまで明記するなら
『春』(主題、テーマ)
「メジロがいる風景」(タイトル)
〜季節が巡ってきた、ワクワク!〜(副題)
テーマへの切り口は、
キー(カギとなる、重要な、突破口)が
担います。
キーポイントやキーワードといいますよね。
この『春』がテーマの切り口、
すなわちキーポイントは、
フォーカスしている
メジロ(主役)や、梅の木(脇役)。
これらは、テーマ(主題)である『春』の
ポイントに過ぎません。
ということで、再度。
被写体を「主題」「副題」とするのではなく、
テーマの主役と脇役、じゃだめですか?
(間違っていたらごめんなさい)
では、テーマの主役と脇役としたところで、
いいたいことをつたえるために、
「どうやって」切り口にアプローチしましょうか?
『いいたいこと』がテーマなら、
「テーマへの切り口」がキー。
「どうやって」が手段やツール。
「つるの恩返し」の場合、
テーマ;『他人を思い遣ると報われる』
キーワード;「恩返し」
手段;「鶴が機を織る」
「鶴が機を織る」ことを手段として、
「恩返し」にアプローチします。
物語はいろいろと経由して総合して、
「他人を思い遣ると報われる」につながっていきます。
昔話なんかは釘をさす教訓みたいなものが
サブタイトルになったりするわけです。
写真ではさっきのシチュエーションで、
どうやって、キーの「メジロや梅」にアプローチ
しますか?
そう!
標準域か中望遠のツール(手段)を使いますよね?
テーマ;『春』
キーポイント;「メジロ、梅」
ツール;「標準、中望遠レンズ」
写真の面白いところが、
標準域や中望遠のツールでアプローチすれば、
主役はメジロ、脇役が梅の画で
『春』というテーマの画が撮れちゃうところ。
準広角では、撮り手の目線で
「鳥がとまっている梅の木の下で
木漏れ日でうとうとしている淑女がいて、
気持ちよさそう」
『穏やかな春』なんかが撮れそう…
望遠だと、画面がメジロなので誰がどうみても、
『メジロ』が撮りたかったんだろうなと思う。
だから望遠に近づくほど、
テーマは主役に要約されていく。
(だからテーマって言われる一因でもあるともいえる)
写真は、実際には、タイトルくらいはついていても
こんなに言葉で語られるものでもないし、
テーマなんかも受け手の取り方次第でもあります
しかし、そのレンズ(画角)で、
キー(主役や脇役)にアプローチすることで
ひいてはテーマにアプローチできる
つまり
自分が選んだその画角こそ、
いわんとすることを伝えられる
に直結するともいえると思います
↓「いいたいこと」って何?(↓ミテネ)
※実際には、広角は寄っても背景が広く写るし、
遠くのものがより遠く写るなどの
レンズのスペックや特性や、
メジロは小さくて近寄れないとか、
被写体との距離や大きさにもよります
私は何が撮りたいのか?
撮りたいものを言語化、固定化して、
テーマとして扱うようになったとき、
画角をあらかじめ選定でき
(被写体との距離や大きさにもよるけど)
それに意識が及ぶようになり、
満足いく写真率が上がった気がします
テーマを設定することは
自分で自分を納得させるための打開策
にはなると思います
なんで春を撮りたいと思ったのか?
単にメジロと梅のコラボレーションを撮りたい、
というよりも、
もっと潜在的な意識が働いていて、
例えば、巡ってくる日常が愛おしいから、
春をイメージするメジロだの梅だのを
撮りたいのかもしれません。
じつはそれが、
本質
でもあり、副題に見え隠れするもの
じゃないかなぁと思うのです
次回は、
テーマと対に考えられがちな
写真のコンセプト、潜在的テーマ(副題)について
ではまた、午後9時に٩(ˊᗜˋ*)و
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