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自分にとっての成果という人参とは何か?
獲得したいものや、欲しい成果は人それぞれに違う。自分とっての駆動力となる要素は他人とってはどうでもいいことかもしれない、という話
個人的なプロジェクトで引き続き情報収集をしている。その一環で広く知見を得るためにコンサルを受けまくっているのだが、そのうちの一人の方と本日2回目となるコンサルが実行された。
内容に関しては割愛するが、この個人プロジェクト、ゆくゆくは小さなビジネスとして発進する予定ではあるが、度々この構想自体にニーズとの乖離を感じてしまうのだ。
どういうことかといえば、対象者に導入後、経営改善が感じられるという商品を提供できないかと構想しているのだが、私が考えていることは私にとっては獲得したい成果物であっても、対象者とする人にとってはそうでもない、のではないかと思えてくるのだ。
要はお金を払うほどでもない、という意味である。
欲求は認識しているものの「あったらいいな」程度で、逆をいえば「なくても困らない」という、わざわざお金を払ってでも欲しいとは考えていないレベルではないかと。
緊急度やお困り度によっても比例するかと思うが、自分に対しての期待値や業界の平均値から「こんなもんでしょ」といった悲観するでもなく、あまりにもまわりの状況が同じようなレベルであるがゆえ、互いのキズをなめ合い、それを肴に一杯飲めれば、明日からも頑張れるという世界観なのだ。
私は何も売上げ○○倍にします!とか、めっちゃ儲けてベンツに乗ろうぜ!といったことを勧めているのではない。それがその人にとっての『馬の鼻先にぶら下げる人参』であるのなら問題ないが、その端から諦めてしまっている現状にほんの少し視点を変えるだけで、30%くらいの売上げの向上は誰でも見込めますよ、ということ言いたいのだ。しかもわりかし簡単に。
よくある儲け話ということではなく、その人がその仕事に誇りを持ちながら、今より少しでも楽に収益を増やせたらいいと思うのは私だけだろうか。
現状から楽してお金持ちに、ということではなく、私が思うに停滞している、もしくは衰退している業界においては現状のレベルがマイナスなのである。それを世の中の平均値、つまり当たり前のレベルまで引き上げることができれば、好きな仕事に集中でき、しかも生活も守られる。それどころか余裕も生まれ、贅沢とまではいかないまでも、欲しいと思うものを妄想で終わらせることもなくなるかもしれない。
そんな状況を獲得するのに血の滲むような努力や睡眠時間を削って勉強することはない。売上げにして、30%から40%を上乗せするのにゼロから構築するのなら数年単位でそのようなプロセスも必要だろう。だがしかし、そこまでハードルを上げなくとも、意識をほんの少し変えて今世の中にあるものを賢く利用すれば、実現可能な話なのだ。
誰だってわけのわからないものにお金は払いたくない。それがお金に余裕があってもだ。
しかし、それが成果をもたらすかもしれない確率が高ければどうだろうか?
私はそこに潜在ニーズがあると思っている。だが問題はその対象者の鼻先にぶら下げる人参が明確になっていないことだ。
もうしばらく構想は続きそうだ。
自身の考えだけで暴走してしまわないように、他者の視点を数多く取り入れる