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【ひたすらに】量産モードできる“型”をつくる

商売において、不確実で複雑な売上げより、確実で簡単な売上げを量産できるように考えよう、という話

この半年の自社サイトリニューアル作業においての取り組みが、商売の方向性を定めた。

もっと言うと、10年かけて掘り下げてきた市場に対する、自社の確実な狙い目が定まったのだ。



市場に対し、試行錯誤して探っていた勝ちパターンの型が形成されつつあり、いよいよ量産モードに突入する。

都度都度の軌道修正は必要になるが、おそらくこの先5年は定めた市場で粛々と売上げを作っていくことになるだろう。

今後やることを平たく言えば、「楽勝でやれることを、徹底的にやる」ということである。



よく経営者の中に、さも自身の商売が難解なロジックの上に成り立っているように話す方がいるが、それが実現できるのは一握りの天才のみである。

その方が天才かどうかはさておき、わたしを含む凡人はそこを目指すだけ時間のムダ。

凡人の目指す方向は“凡事徹底”という平凡なことを非凡なまでに徹底してやり抜くという戦略のはずだ。



その平凡なこと、つまりこれから積み上げていくことを定める必要がある。

それを定めるのにわたしの場合10年ちかくかかってしまったが、何が自分にとって楽勝であり、勝てる領域かを市場に当てながら探る。

こう話すと、“新しい分野に挑戦しまくる”ように聞こえるかもしれないが、やることは今までやってきたことの中から探せばいい。



商売の中で多種多様な分野やカテゴリーがある中で、「これだったら楽勝でやり続けられる」という部分を抜き出すのだ。

それをどうしたらもっと価値を高めれらるだろうか?喜んでもらえるだろうか?売れるだろうか?と試行錯誤するのが最初の段階。

ただ好きなことを粛々とやり続けるのは商売ではなく趣味だ。

商売の場合、そこに相手への価値提供=お金が結びつくことが条件である。



「相手が喜び、自分が楽勝にできること」、これを量産する。

シンプルに考え、どんどん試してみることで、何が自社の型かがハッキリする。

まずは自社にとって型とは?という問いからはじめてみてはいかがだろうか。

「自分が楽勝にできることを、徹底的にやれ!」
                          瀧本哲史