
【前言撤回】ゴールが明確ならプロセスはコロコロ変えていけ
商売において、設定した目的を達成するというゴールを決めたら、それまでのプロセスは何度でも変更可能、という話
以前から本業とは別の第二事業を考えては取りやめるということを繰り返している。
何度もその内容を聞いている人からすると、「また何かはじめたよ」とか「前と言っていることが変わった」などと感じるかもしれないが、わたし的には一貫性を持って取り組んでいるつもりなのだ。
商売ではプロジェクトを試しては撤退する、ということは当たり前。
うまくいかないことの方がはるかに多く、10個のうち1個でも当たれば御の字という感覚だ。
よく社長の気まぐれに振り回される、と感じる従業員の方がいるが、朝令暮改、前言撤回など社長からすれば常に持っているカードに過ぎない。
社長なりに定めたゴールへ向かい、その道中で柔軟に軌道修正を試みている感覚だろう。
ゴールも定めず、本当に思い付きで従業員を振り回すのは考えものだが、プロジェクトなんて計画を立ててもその通りいかないということは、やった人にしかわからない。
本当にこわいのは、そのプロジェクトが高確率で成果につながらないと薄々感じていながらも、それまでのプロセスや労力から引くに引けない状態で撤退できないこと。
サンクコスト効果やコンコルド効果が入り交じった状態でブレーキがかけられないよりも、まわりに文句を言われようが、「間違えたから他をやろう」といえる勇気を持った方がよっぽどゴールに近づけると思うのだ。
自己弁護ではないが、「商売の第二の柱を作りたい」という想いがわたしの一貫して目指しているゴールである。
トライ&エラーを繰り返してジリジリとゴールを目指しているというのは変わらないつもりだ。
今回はじめた取り組みもどこでポシャるかわからない。
ただ、思いついたのだから走らせてみたいという気持ちが先行してしまっていることで、迷惑がかかってしまう人にはあらかじめ謝っておきたい。
「多分今度こそはうまくいく」このセリフも何度聞いたかはわからないが、毎度の本心でそう思って取り組んでいることにウソはない。
目的までのプロセスは何度でも変更しよう。間違った方向の努力は徒労となる