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【地道に】問題は結局ひとつずつ潰していくほかない

商売の現状において、大きな成果を挙げることを考えるより、地道に足元の課題を潰していくことが有効、という話

年末が視野に入り始めた。

ボチボチ今年1年の成果や目標達成率などの振り返りもできる時期になってきたかと思う。



1年前と現在ではどの程度の進捗があっただろうか?わたしにいたっては正直大きな変化は見られない。あくまでも表面上の話だが。

自己弁護するわけではないが、この1年目標や課題に取り組んでいなかったわけではない。

むしろ今年も全力で取り組んでいたのだが、はたから見れば何ら変わりないようにうつるだろう。



小さな課題をみつけては粛々と取り組み、地道な作業を進めては小さい自分にしかわからない成果や成長を感じている。

例えるならさなぎの状態で形は変化せずとも着々と中身が熟成しているような感覚だ。



現状に問題があると思考を画期的な解決法へと向けがちだが、よほど天才でない限りそんな名案は思い浮かばないし、浮かんだとしても行動にうつすことはできない。

凡人ができる唯一のことは、自身が天才ではないと自覚し、一発逆転をあきらめることだ。



そこからはじめることは目の前の蓋をしたくなるような現実を直視し、できることから潰していく地道な作業しかない。

幾重にも絡まった糸を丹念に解くような作業は気が遠くなる感覚に陥るだろう。

だが、必ず終わりはあるし、着手さえしてしまえばコツをつかむ時期もくるだろう。



この地道な作業をどれだけ淡々とこなせるかがポイントとなる。

成果が出ない期間がながければ焦りや精神的な消耗もあるだろう。

成果ほど保証に乏しいものもない。取り組んだ人は皆「どれだけやればいいのだろうか」という制限のない努力を強いられる。



それゆえ長距離走をただひたすらにフォームを変えながら走るほかない。

取り組んだ時点では「成果が出る可能性」というチケットを手にしたに過ぎない。

わたしも今年の時点でどこまでゴールに近づいたかは想像もできない。今日書いたすべてのことは自分を鼓舞するために吐き出したようなもの。

これで心が少し軽くなった。また明日から走り出そうと思う。

地道な取り組みがデフォとなるようなマインドセットが長距離走には必須