見出し画像

【価値観】「売れっこない」バイアスは今すぐはずせ!

商売において、同じ労力でも儲かる話と儲からない話とがある。「こんな高額商品は売れっこない」というバイアスは一旦はずしてみる、という話

本日は今年最後の工事日。しかもかなりの高額案件とあって、無事に終わることを祈るばかりである。

この案件の元請会社は港区にある。

そのポジションから港区、中央区をはじめとする都内の富裕層を顧客としているため、毎度案件が高額なのだ。



ありがたい話なのだが、わたしからすると、こんな商品誰が買うのだろう?と思うような高額でクオリティーの高い内容もサラッと採用されてしまう。

その分緊張もするのだが、納めてしまえば他の工事と同じ労力で何倍もの利益を得ることができるのだ。

富裕層を多く顧客に持つことの威力であるが、どうせ動くなら利益は1円でも多い方がいい。



よくあるのが「高い商品は売れない」というバイアスから「安い方がお客様が喜ぶ」と思い込み、自然と商品選びも安価ものばかりを揃えてしまうパターン。

ただ、その価値観は本当に顧客が求めているものだろうか?という疑問を持ってみてもいいかもしれない。



先日無事完了した工事にいたっては、弊社が200万(十分に利益は取れている)で提出した見積りに待ったがかかった。

おそらく200万という金額は平均か少し高めの価格だと思うのだが、他社が提出した見積りが400万と500万という弊社の倍以上だったため、逆にお客様が不安に感じたらしいのだ。



「こんな安い金額で製品に問題はないのか?」

他社との比較での根拠を求めていたのだが、理由は単純に弊社が直施工の反面、他社は管理会社など数社が間に入りマージンを乗せているというだけのこと。

工事の内容は当然のことながらほぼ変わらないというよくあるオチであった。



しかし、世の中にはその工事を500万で受注するケースも少なくないということを考えれば、自社が気を使い過ぎて「より安価に」という態度を取らなくてもいいということ。

“暴利をむさぼれ!”ということではなく、適正価格やそれ以上の商品だって出すところに出せばちゃんと売れるという事実を理解した方がいい。



高いものは売れない、安い方が喜ばれる、というのもひとつの事実だが、その逆の価値観が通用するところへ提供できないか?という問いは持つべきだ。

それが実現すれば、会社はも少しラクに潤うし、働けど報われない現状からは脱することも可能なはず。

凝り固まった価値観からは新しい感覚は生まれない。過去を疑うことからすべてははじまる