見出し画像

【10年後】淘汰される側にならないような種まきのしかた

市場において、時代の変化でも自社が柔軟に対応できるような準備は常に必要。その為の下準備には想像力と行動力が不可欠、という話

「作業員のスケジュールが取れません」

このような事案が増えている。言わずもがな業界の人手不足が顕著ということなのだが、わたしの想定しているより早いスピードで進んでいる感覚だ。

このままいくと、5年以内に需要と供給のバランスは完全に崩れてしまい、仕事はあるが人手不足による倒産せざるを得ない会社が増加の一途をたどるだろう。



弊社も他人事ではない環境である。おそらく需要という意味での仕事の引き合いはこれからも増えていくだろうが、それを実行する業者が確保できなければゲームオーバーということである。

というわけで、初動としてはむしろ遅いが、それでも悪あがき的にでも業者開拓のプロジェクトを始動しようと考えている。

ポイントはいかに好条件で仕事を発注できるか?という点にあると考えている。



それには集客力からなる質のいい仕事をどれだけ自社に引き寄せられるかにある。ここ数ヵ月、自社サイトのリニューアルに伴い「事業再構築」と銘打って、事業内容を再定義することに注力してきた。

この作業が完結し、目論見通りに推進していけば今より効率的に理想の仕事が流入してくるだろう。



その間の成約率にかんしては同時並行で取り組むとして、いざ受注された際に肝心の施工者が不在、なんてことは避けなければならない。

「仕事をください!」と頭を下げておいて、「やっぱりできません」では話にならない。だが、冒頭の提携業者のセリフではないが、その冗談のような展開の予兆はすでに始まっているのだ。



工期が遅れる程度ならまだしも、受注しておきながら“できません”はシャレにならない事態だし、そんなお粗末な対応に迫られる前に、遅いと言われようが高速タネ蒔きでリカバリーすることが急務なのだ。

人材確保となると競合は大手企業となるだろうが、その戦いにも必ず抜け道はあるはずだ。考えて実行した者だけが生き残るだろうし、指をくわえて淘汰されるのを待つぐらいなら、やれることをやってからジャッジを待つ方がいい。

次から次へと問題は噴出するが、それも商売の醍醐味。やせ我慢で行けるところまで行ってみようと思った次第。

危機感はそのまま想像力と行動力に転嫁せよ。尻に火がつけばイヤでも走るだろう