【ご縁】5年後の現実を見据えて準備する
今年は業界の会合への参加や人と会うことを意識している。
どれも5年後にはかなりの確率で自身の商売でも陥る高齢化や人材不足の影響を緩和するための活動である。
この1年はとくに業者不足が顕著であり、肌感覚的にも以前のように仕事がさばけなくなってきている感覚であり、このまま何もアクションを起こさねば5年後には仕事があっても対応できないという事態になりかねない。
そんな危機感から業界に関わる人となるべく関係性を構築し、少しでも最悪な事態に陥ることを先延ばしにする狙いだ。
昨夜も業界関係者との会合であったが、こうした地道な活動が数年後の商売を支えることになると信じて今を忙しくすることは有効だと思うのだ。
このような人間関係の維持を目的とした活動ではなくとも、5年後の未来が今と同じ様な環境で商売ができる保証はない。
例えば顧客も今とは属性が変わるかもしれないし、市場そのものが大きく様変わりすることもある。
だからこそ、今が安泰だろうが活動の1割程度は未来にフォーカスし、何らかのアクションをし続けなければ変化に対応することなどできないはずなのだ。
いわゆる「種蒔き」というやつだが、その種は十分な成果物を実らせるまでに最低でも数年の期間を要する。
であるからして、逆算した今にどれだけ危機感をもって種を蒔き、水をやり続けなくてはならないかは想像できるだろう。
わたしは経験上、種蒔きの重要性とともにむずかしさも感覚として持っている。
種を蒔いたから安心ということではなく、施策も人間関係も継続したフォローという肥料を与え続けなければ芽が出たとしても枯れてしまうことがほとんどだ。
日々の活動は地味で地道であるが、それを怠ると未来の成果物は収穫することはできない。