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目の前の仕事で忙しくしていると安心してしまう

日々忙しく仕事をしていると疲労感とともに充足感や安心感を得やすい。しかしそれだけで本当にいいのだろうか?、という話

今年は自分の中で跳躍前の助走の年として位置付けているため、本業の仕事も少しセーブをしている。

本業のような緊急度も重要度も高い仕事、いわゆる第一領域をセーブすることは零細企業においては、売上げの低下を受け入れる、ということになる。

特に私のような一人会社の経営者であれば、私の生産性を落とせば当然のことながら売り上げが立たない。つまりお金が入ってこないということを意味する。

だからこそアクセルを緩めることなく本業をガムシャラにこなすことが一番精神安定上、健全であり、忙しいということで「求められている」「お金が入る」という面においても、それ自体を目指すことがひとつの商売の正解ではなかろうかと思うのだ。

であるならば、余計なことは考えず無心に仕事をこなせばいいじゃないか、という意見もあるだろうが、F1レースでもそうであるように、ある程度の距離を走るなら、定期的なピットインでのメンテナンスが必要になる。

私的にはここ数年でなんとかマイナスからプラスの軌道に乗せることに成功したと思っている。そして思った以上に手持ちの資源を酷使してしまった。あと2年程度はこのまま走ってもバーストはしないだろうが、ここらでもう一段階ギアを上げるためにも体制を整えておきたいという衝動にかられたのだ。

あくまでも直感的にそう感じたまでの話だが、忙しいことは大変ありがたいが、その忙しさで感じる充足感や安心感は生涯続くものとは限らない、なるべく長く持続させるためにも定期的に見直しや改善などの更新を計る必要があるのだ。

しかしながら、一度手に入れた好調の勢いにブレーキをかけるのは怖い。もしかしたら再度アクセル踏んでも元の好調なスピードには戻れないかもしれない。わざわざ意図的にピットインして取り組む第二領域とは、活動としての質こそ高いが、報われる保証はどこにもないのだ。

もちろん、ピットイン以前の好調なスピードを上回るための更新作業だが、入ってくるお金をセーブして、はたまた回収できるかわからない策に対して投資的にお金を投じるのだから、成果が見込めないのならマイナスにしかならないように見える。

そんなドMな所業をわざわざ講じなくともそこそこの成果ならアクセルとブレーキをうまく使えば走りきれるっしょ、という人も多いかと思う。

それでも思い切って第二領域に投資するのは未来に向けてより大きな成果となって返ってくることを自分に期待しているからである。

本業のスケジュールには空きが目立つようになったが、第二領域に関してんのスケジュールは大忙しである。すぐに儲けには繋がらない焦りもないわけではないが、やる意義はあると確信していることから、しばらくはそのまま助走を続けようと考えている。

時にはリスクを取ってでも投じなければいけない時間がある

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