【成果を出すには】いつでも基準は「行動ありき」
ここ数日は隙間時間や夕方の比較的余裕のある時間を利用して、集客に関するタスクをこなしている。
基本的には集客に関わる外注先と打ち合わせをしつつ進めているのだが、思いのほか考えることが多い。その中で、絞るべきポイントというのがいくつかあり、その都度悩みそうになってしまうのだ。
これが物事が進まない、止まってしまう要因の一つだと私は思う。
例えばだが、弊社の対象顧客はあらかじめ絞った顧客層がある。しかしながら、その絞ったと思われる顧客層の中でもさらに細かい分類があるのだ。
野球の打者に例えると、毎月ヒットを量産する層、単発ヒットが中心だが数年に一度特大ホームランを打つ層、そしてヒット、ツーベース、ホームランそれぞれを1年に一度の割合で放つ層、とそれぞれに属性が違う。
これをどの層も狙っていきたい、と下心をだしてアプローチすると、結果的にどの層にも響かない施策になってしまう。
そして商圏にもそれぞれに特徴があり、弊社が定めている東京・神奈川とするエリアの中でも都心部なのか、駅から離れた住宅地なのかでも攻め方は違うのだ。
自社の欲しいマーケットをあげればキリがないが、そこで「あれも欲しい、あそこも捨てがたい」となってしまう気持ちはよくわかるが、そこは思い切って絞り込んでいくようにしよう。
実際にどのような顧客層にアプローチするかはその会社の足りない領域となるかとも思うが、私が考える狙うべき顧客層は毎月ヒット量産型である。
一案件の金額こそヒット級(弊社であれば30万前後)であるが、それを毎月数本放つような顧客を数社確保すると、急激な右肩上がりとはいかないが、安定して毎月の売上げが少しずつ底上げされていくのだ。
そしてこのタイプの属性は高額案件をあまり扱わないということもあり、集客の難易度も低い。お試しに良さそうな業者に仕事を振ってみようというという軽い気持ちからお声がかかることも多く、ご縁をいただく敷居が低いのが特徴である。
要は、いきなり高嶺の花や大穴を狙うのではなく、確実にこちらの価値を感じてもらえるような顧客層を狙うということである。
売上不振で苦しい会社ほど、劇的な逆転劇やV字回復をもくろんで大穴狙いに走る傾向があるが、うまくいっていない会社に大きな仕事を依頼してくる場合、ほとんどのケースが詐欺まがいか、いわくつきのヤバい仕事である。
であるからして、やはり狙うは地味で地道な方向であるが、現在苦しい会社にとっては、そんな悠長なことはいっていられないという気持ちもわかる。
だが、その場合でも方向性を間違わず、高速で試行錯誤することで道は開けると思うのだ。その際にやはり重要なのが悩み過ぎないこと。
先述した顧客層や商圏エリアなどの属性を絞るのには悩みはつきものだ。だが、いくら頭で考えたところでおそらく明確な答えは出ないだろう。
であるならば、少額で痛手にならない程度の施策をすぐに始めてしまい、失敗したら回収するくらいのことでいいのだ。そのうちその精度も高まり、コツをつかんでくるようになる。
というわけで、私も悩んでいても仕方がないということで本日数本の広告をリリースした。結果はどうなるかわからないが、観測しつつ軌道修正しようと考えている。