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【あっという間】過去を振り返ればこの先の目標地までは遠くないと感じる

商売において、現状から成果までの時間軸を長いと感じても、過ぎてみればあっという間。それは過去を振り返れば感じることができる、という話

現在、また新しい施策を検討中。

いわゆる「種蒔き」というヤツだが、その種が芽を出し成果物を収穫できるようになるまでは一定の期間を要する。



この際、よく疑問に思われるのが「その成果が出るまでどれくらいかかるの?」というもの。

こればかりは取り組んでいる人の能力や熱量、運なども影響するゆえ、明確に答えることはできない。

ただ、何もやらない人の感覚だと1年でもながいと感じるらしく、「平均して3年から5年かな?」なんて答えようものなら興味を示さなくなってしまう。



本当の作物だって、ずぶの素人が研究して種を蒔き、納得いく作物を収穫できるようになるのは数年かかる。

1年未満で食べられるような作物を収穫できるとしたら栽培難易度の低い“じゃがいも”くらいのものだろう。



じゃがいもは誰でも育てられることからレッドオーシャンの商売と例えられるかもしれない。

求めているものがもっとレベルの高い成果物であったなら、数年の失敗を繰り返し、研究に研究を重ねようやく満足のいく成果物に育っていくことが想像できるだろう。



わたしが尊敬する義父は、事業をいくつも成功させた経験者であるが、引退した今のライフワークは家庭菜園である。

ただ、人と違うのは育てている作物は十種類以上にわたり、そのすべてが珍しい作物だ。そうなると当然のことながら難易度も高い。

作物別にノートを作成し、試したことや仕入れた情報は事細かに記されており、実践と合わせてPDCAをまわしている。



ひとつの品種に数年かけて完成度を高めているのをみると、仕事においても成果物を収穫するまでは失敗を前提に一定の期間を要するのは当たり前だと思うのだ。



今回取り組み始めた施策の一環で、過去の事例を数年にわたり見返していたのだが、懐かしいと感慨にふける一方で、当時は「いつになったら成果が出るのだろう」と焦っていたことを思い出す。

だが、過ぎてみれば一瞬に感じるし、取り組んでいるあいだは時間などあまり気にならない。

目の前のことに集中し、情熱を注ぐことが肥料になり、立派な成果物が育つのだと信じている。

やる前とやっているときの時間の流れはまるで違う。夢中な時間は過ぎるのもはやい


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