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【ニッパチ?】売上げの低迷は日数の少なさではない

大型連休が増えた昨今、商売に影響を及ぼすことも理解できるが、コントロールできない外的要因のせいにするのはいかがなものか?という話

3連休が終わった。長い人だと9連休なんてうらやましいケースもあったようだが、商売人にとってはどうなのだろうか。

観光業や小売業であるなら稼ぎ時であったに違いない。コロナの影響も薄まった今、客足がもどってどこもにぎわっていた様子を私はテレビやネットでチラ見していた。



だが、一般の商売は休んでいる。営業していないとすれば日数的に稼働率が下がり売上げに影響するということもあるだろう。

むかしからよく言われているのはいわゆる「ニッパチ」。2月と8月は売上げが低迷しがちということであるが、2月他の月より日数が少なく、8月も業種によっては夏季休暇が影響していると思われるが、「ニッパチ」の真意は定かではないどころか迷信にちかい傾向にあると思うのだ。



私も以前は月の日数を意識して、祝日や連休の多い月はずいぶんと気を揉んだものだった。毎日コンスタントに売上げに直結する仕事があれば、日数=月商という方程式になるのだろうが、あらかじめ決まっている休日はコントロールできない。

まれに「休日も関係なく働くぜ!」という強者もいるが、極端な話をすれば月の日数が多かろうが少なかろうが、その会社が目標とする月商が稼げれば日数をそれほど意識する必要はない。



弊社のここ1年の傾向は、月の前半は準備や事務所処理などのウォーミングアップ期間で、その下地をもって後半のアクション期間で月商を稼ぐというサイクルになっている。

狙ってそういったサイクルになったわけではなく、たまたまなのだが、こうしてみるとそのサイクルをうまくコントロールさえできれば大型連休だろうが年末年始だろうが関係なく目標月商は達成できるということを実感している。



逆に意識しないと6月のような祝日がなく比較的稼働日が多い月であろうと盛大な空振りをして目標月商にとどかないなんてこともあるのだ。

問題はいかに少ない日数で大きく稼ぐかを実現することにある。休日返上、昼夜問わず人の何倍も働けば荒稼ぎできる、という考えは誰にでも思いつくし、体のことも考えると得策ではない。



集中して取るべき売上げは確実に取る、ということをベースにできれば目標月商の達成は夢ではないのだ。

少ない日数に嘆くのではなく、どの売り上げを取るべきかを明確にしたうえで達成率を上げるアクションをとる方が賢い視点といえよう。

とはいうものの、私ができているかというとそれはまた別の問題であるのだが。

売上げの研究を怠らない。どの売り上げがどの程度取れれば問題ないか把握することは重要