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【20分でわかる】ペルソナ設定と魅力的な求人票の書き方〜もう採用予算をムダにしない!〜
こんにちは。
オンライン人事コミュニティ HRラボほくりく担当です😊
HRラボほくりくは、北陸の人事・経営者が集まり、
企業の枠を超えて『交流を起点に人事について学び合う』
オンライン型の人事コミュニティです。
しかも、なんとメンバーには
採用コンサルタントなどの専門家メンバーが4名も在籍😳
日頃からSlackを介して、選考フローの設計や、育成・定着、人事評価など人事関連の内容を相談できるほか、講座も開催。
今回は、中小企業専門の採用コンサルタントであり、オンライン人事コミュニティ『HRラボほくりく』の発起人でもある、おはる(@oharuceo)さんに教えてもらった、【ペルソナ設定と魅力的な求人の書き方】について、
ご紹介したいと思います👀✨
本記事を読むことで、以下の4つのことがわかります👌
📍【どんな会社でも採用ができるフロー】がわかる
📍【ペルソナ設定の方法】がわかる
📍【自社の魅力の見つけ方】がわかる
📍【魅力的な求人票の書き方】がわかる
つまり、採用成功できる求人票の書き方がわかります!
「求人をだしても、そもそも応募がこない」
「限られた採用予算の中で、いい人材を採用したい」
そんな採用担当者の方、
コンサルタントに依頼すると数十万円もする有料級の内容です😳
「本当に記事にしちゃっていいんですか?!」と驚きと共に確認したくらいの情報です😳‼️
20分ほどで読める内容なので、ぜひチェックしてくださいね!
※もうまさに今、求人票を書かなくては!という方は、すぐに取り組むことができますよ!
オンライン人事コミュニティ『HRラボほくりく』は、『学生・若者』と『地域・企業』を繋ぐことを専門にした、石川県で随一のコーディネート機関である、株式会社ガクトラボが主催・運営しています。
『HRラボほくりく』について詳しく知りたい方は、コチラの記事をご覧ください💁♀️
本記事のゴール
🏁ゴール🏁
『ペルソナ設計によって、情報発信をもっと魅力的に改善する』
と言っても、採用コンサルタントのおはるさん曰く、
ペルソナ設計は一朝一夕でできるような内容ではないとのこと。
ペルソナ設計のワークショップのみでも、コンサル会社によっては数十万の費用がかかることがあるほど、ペルソナ設計は奥が深く、本当に難しいものなんだそう。
なので、この記事を通して、
・少しでもペルソナ設計ができるようになること
・その上で、採用したい求職者にとって魅力的な情報提供ができること
👆この2つができれば十分OK🙆♀️
今回のお伝えする内容をおさえて、深く考え、繰り返していくことで身につけていきたいですね😊
よしっ!読者のみなさんも、準備はいいですか?一緒に頑張りましょう!
採用において、なぜペルソナ設定は大事なのか
採用を成功させるためには、欠かせないステップがあり、
その中でも『ペルソナ設定』は、
まずはじめに取り組むべき内容だからです。
本項目では、採用成功に向けたマーケティングフローと、
なぜペルソナ設定をしないと失敗してしまうのか、
具体例とともにお伝えしていきます🙋♀️
採用にはマーケティングフローがある
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北陸を中心に、さまざまな中小企業に取材することで魅力を引き出し、リクルートサイトや求人サイトを通じて採用成功に導いてきたおはるさん。
そんな経験豊富なおはるさんが、今まで読んだ100冊ほどの採用やマーケティング本、外部セミナーの参加、数々の実践を通して、「コレだ!」と体系化したものがコチラ👆の採用のマーケティングフロー図です。
そして、このフローを
順番通りに、かつ抜け漏れなく実施することで、
どんな会社でも採用ができる!と行き着いたそうです。
(おはるさんのプロフェッショナリズムの素晴らしさに感動してしまいますね🥹そして、そんな情報を無料で公開してしまうなんて・・・😳‼️)
ポイントは【順番通り】、かつ【抜け漏れなく】実施すること。
万が一、採用のマーケティングフローが一部抜け落ちたり、
途中からはじめたりすると…
・「とりあえず、人が足りないし求人を出そう」
⇒求人情報で自社の魅力が伝わらない
⇒応募の獲得ができない
・「内定獲得に向けて、選考過程でファン化をしよう」
⇒そもそも求職者からの応募がない
のように、失敗しがちになってしまうのだそう。実際にそのような失敗例は少なくないようです。多くの中小企業の採用成功を支援してきたおはるさんの言葉だけに、非常に説得力がありますね🙂↕️
そんな採用のマーケティングフロー図の
一番最初に組むべき内容が、『ペルソナ設定』と『自社の魅力整理』。
この2点がしっかりできれば、採用成功への道が開けます!
採用がうまくいかずに悩んでいた担当者の皆さん、
その悩みも、この記事をみて実践することで、解消されるかもしれないと思うと嬉しくなってしまいますね✨
『ペルソナ設定』と『自社の魅力整理』ができていないとどうなる?
では、採用のマーケティングフロー図の一番最初に組むべき『ペルソナ設定』と『自社の魅力整理』ができていないとどうなるのか。
下記の図は、採用活動における、
「欲しい人材」と「会社のPRポイント(理解・発信度合い)」のマトリクスを示しています。
縦軸は、欲しい人材(理想の人物像)の設定が、
『できている』、『できていない』
横軸は、会社のPRポイントを、
『理解も発信もしていない』、『理解し発信もできている』を表し、
4つのゾーンに分類しています。
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この4つのゾーンについて、
『女性の事務員を採用したい』というケースを想定して考えてみましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1738052134-dcNYs7ElZDQ3LyICGb95iqHK.png?width=1200)
漠然とした理想の人物像に対して、あいまいな発信をしているため、読んだ人も何が伝えたいのかわからず、結果的に応募がこないというケースです。
残念ながら、多くの会社が、この『時間とお金の無駄』ゾーンにいて、採用難で困ってしまっているのが現状です。
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(わかりやすく説明するため、かなり極端な例になってしまいましたが😅)
例えるなら、草野球チームがメジャーリーグで活躍する大谷選手を欲しいと言っているようなものです。
こんな優秀な人材は市場にほとんどいませんよね。それに加えて、そういった方を求めているにもかかわらず、条件が合っていなかったり、その方にとって転職のメリットが伝わらなかったりすると、応募につながることはありません。
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会社のPRポイントを理解し発信しているため応募がくるので、多少合わなくても採用してしまうケースです。
しかし、理想の人物像が曖昧なため、応募者の中から誰を採用するべきか軸がなく、採用に時間がかかったり、入社後にギャップが発生しやすいため教育に時間がかかります。
![](https://assets.st-note.com/img/1738052189-mR3gPIlrfwE56Zp9QsKFCdJH.png?width=1200)
目指していただきたいのは、このマッチングゾーンです。
・会社の強み ⇒ 理解している
・採用したい理想の人物像 ⇒ 理解している
・採用したい理想の人物像に的確にPR ⇒ できている
この3点ができているので、理想の人物像の方に共感してもらえ、お互い惚れ込んだ形での採用が実現します。その結果、「思っていたことと違った」という入社後のギャップが会社側にも入社者側にも少なくなり、早期離職の防止にもつながります。
4つのゾーンを比較してみると、同じ『女性の事務員を採用したい』というケースであっても、欲しい人材像(ペルソナ設定)が明確であるかどうかや、会社のPRポイントを理解して発信できているかどうかによって、まるで別の求人のように見えてきますね。成果が異なるのも納得です。
自社の魅力整理のポイント
『ペルソナ設定』と『自社の魅力整理』がいかに大切かわかったところで、
まずは、自社の魅力をどう見つければいいのか、整理すればいいのかをご説明します。
『自社の魅力整理』のポイントは、
ズバリ!『採用と恋愛は同じと心得ること』
と言うのも、ステップは恋愛と同じなんです👀❤️
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まずはみなさん、恋愛していたときの気持ちを思い出して・・・🤔💭
恋愛するなら、こんな相手がいい!という理想の相手について考えてみてください。
20代〜30代前半で、優しい性格で、家事・料理ができて、年収はこのくらいあるといいな…。のように、割と条件いくつかでてきませんか?
では、採用したい理想の人物像について、考えてみてください・・・🤔💭
20代、女性で元気ならOK
こんな感じで、採用したい理想の人物像になった途端に、人物像を形成する条件が極端に減り、ぼや〜〜〜っとなっていませんか?
これは採用の現場あるあるで、多くの採用に関わる経営者や採用担当者が、同じような状況に陥ってしまうことがよくあります。
採用においても、恋愛と同じように、理想とする採用したい人物像を描き、
その人と出会うためには(応募してもらうためには)、付き合うためには(採用するためには)
どうすればよいか、どうやって口説くかを考えてみてほしいと思います。
恋愛と同じように考えるのか〜でも、
「自社の魅力と言われてもピンとこない…」
「うちに強みなんてあるのだろうか…?」
と思った方、大丈夫です!
恋愛でいうと、
アネモネのように上品で可憐な人がタイプな方もいれば、
ひまわりのように、明るく元気はつらつな子がタイプの人もいます。
筋肉で言うと、ゴリマッチョ派、細マッチョ派、それぞれいますよね。
恋愛と同じように、
仕事は定時ピッタリでプライベートを楽しみたい方もいる一方、
残業して早くスキルを身につけたい方もいるように、
好きなタイプやどこを魅力と感じるかも人それぞれ。
気付いていないだけで、魅力・強みはどの会社にも必ずあります。
(なんと!励みになる言葉ですね🥹)
でも、自分でも気付いていない、自社の魅力・強みについてどうやって考えたら良いのかと悩みますよね。
ポイントは、『8つの切り口で考える』です。
おはるさん曰く、もし自分で思いつかない場合は、社員さんに聞くのも効果的とのこと⭕️
👇8つの切り口がこちら👇
![](https://assets.st-note.com/img/1738053109-34xCrnFTVHvqi0okJXLBpf87.png?width=1200)
ふむふむ。HRラボほくりくでいうとこんな感じでしょうか?
コンセプト(企業理念):
北陸地方の「はたらく」を魅力的に
『人事にできることって、なんだろう』を探求しつづけることで
ー 会社の魅力を
ー 人事としてのスキルを
ー 北陸の学生・社会人のキャリア観を
みがくためのコミュニティを目指します。
事業内容:
北陸発の人事担当者向けオンラインコミュニティ
悩みや課題を感じている経営者や人事担当者同士が、学び合いを通じて北陸の『働く』魅力を探求するオンライン人事コミュニティ
・いつでも専門家に相談可能
・各種イベントで人事力をアップデート
・会員限定のSlackワークスペースで日々の交流
人的魅力:
・学びたい意欲が高く、親しみやすい
・成功・失敗事例共有やヘルプに対して手助けするGIVEの精神がある
組織・風土:
・現状維持よりも、トライ&エラーを繰り返す姿勢を大切にしたい
・やる気のある若手を人事担当者として育成したい
・人事コンサルや人事代行サービスへの外注に頼りきるのではなく、自社人事部の自力も高めたい。
・一方向的な人事研修では社員個人や企業として効果を感じづらく、より安価で能動的・継続的な学びの場を求めている。
施設・環境:
・オンライン
・年に数回、オフラインでイベントや飲み会など交流の機会もある
・・・
「強み」と言われても漠然としていてなかなか思いつかないものですが、切り口があるだけで、その会社(コミュニティ)がどのようなものだったかを様々な視点から振り返り、整理することができるようになりますね。
ペルソナって何?
いよいよ、気になって仕方ない、『ペルソナ』についてです!
![](https://assets.st-note.com/img/1738053139-WvIPA5rKEshzOkxiwZauteyC.png?width=1200)
ペルソナ設定は、マーケティングの世界では、
業界問わず広く取りいられている手法です。
具体的にはどのようなものなのでしょうか?
ペルソナ設定の一部をご紹介します💁♀️
仮名:HR ラボ実(29歳、女性、既婚/大卒)
家族構成:父、母、子(5歳、3歳、1歳)
出身:石川県 住んでいる場所:金沢市
今の仕事内容:
・地元の医薬品卸販売業者で事務を担当。9時〜15時までパートで勤務
持っているスキルや資格:
・Excel関数がわかる程度のパソコンスキル。
・経理については月次や年次決算のサポートができるレベル。
今の役職や年収:入社2年目 86万4000円(月7万2000円)
仕事に対する価値観:
・保守的。上に立つのは苦手。
・任されたことは、コツコツと着実に進めていけられ、ミスも少ない。
・子どもの送り迎え・家事育児があるため、定時までに仕事を終えたい。
・毎日タスクを確認しスケジュールを立て、指示された仕事をミスなく時間通りにこなすことに達成感を感じる。
人柄:
・慎重派で自分に自信がないため、わからないことや少しでも不安ごとがあれば、すぐに人に聞いたり、確認したりすることができる。
趣味:
・ゲーム。誕生日は必ずホールケーキが欠かせないほど、ケーキが大好き
転職理由:
・子どもの学費をしっかり貯めたいという思いが強く、パートではなく正社員として働いて安定した収入を得たいと考えている。
実際はもっともっとあり、上の事例は全体の6〜7割程度に過ぎないそうです。驚きですね!
ペルソナ設定では、
「こんな人がいそう!」
「こんな人がうちの会社に入社したら理想的だ」
という具体的なイメージを持って設定することが重要だそうです。
ペルソナ設定をすると何がいいのか
「こんな細かく考えるのって大変…」って正直思ってしまいますよね。
しかし、「こんな人がいそう」レベルで設定しないと意味がないんだなと、
採用コンサルタントのおはるさんの解説を聞いて、しみじみわかりました。
求職者の気持ちがわかるようになる
おはるさんが採用支援の際にペルソナ設定を顧客と一緒に考えていると、
「こんなに採用するターゲット像を狭めると、応募者はもっと減るんじゃない?」
「こんなに絞ってもいいんですか?そんなに絞るのが怖いです」
という声をよく聞くそうです。
でも、実は、ペルソナ設定は、絞るほどいいんです!
ペルソナ設定は、採用のターゲット像を実在しそうなほど具体的に絞るからこそ効果を発揮します。というのも、
ペルソナは採用したい人物像を絞るのが目的ではなく、
求職者の気持ちを理解することが目的。
ペルソナ設定をして、「こんな人いそう」というレベルで
一旦採用ターゲット像を具体的に落とし込むことで、
『求職者の気持ちがわかる』
『求職者の気持ちがわかる』と『相手に刺さる良い文章が書ける』
『相手に刺さる良い文章が書ける』と『成果(応募)につながる!』
とのこと。
誰に向けて書く求人票(ラブレター)なのかわかれば、「あれ?もしかして、私のことじゃない?」と気付いてくれる人がいるので、
応募者はむしろ増えるんです👏
先ほどご紹介した
ペルソナ設定の<HR ラボ実さん>を想像してみてください・・・🤔💭
・こどもが3人いるので将来を考えて、正社員で働いて月収を上げたい。収入も上がっていくと嬉しい。
・正社員で働きたいけど、まだ3人ともこどもが小さいので、急な発熱があったときに迎えにいけるのだろうか。こどもの体調による早退や休みが重なると周りに迷惑がかかるのではないだろうかと不安。
うんうん。<HR ラボ実さん>の悩みや不安ごと、想像できてきました。
20代の元気な女性だけだと、絶対にわからなかったですし、20代の元気な女性に向けてラブレター書いてと言われても、手が止まってしまいますよね。
でも、<HR ラボ実さん>を思い浮かべると
・働くママが複数いて、子育てに理解がある職場であること
・こどもの急な発熱による早退や休みがあっても、みんなでサポートし合っていること
・年に必ず⚪︎円給与が上がっていき、スキルや仕事量は賞与で還元されること
こんな体制や社風、給与体系が整っていることが求人情報に記載されていれば、「HR ラボ実さん喜んでくれるだろうな」と求人情報(ラブレター)に書いたらいい内容もスラスラ思いつきますね。
選考するときにブレがなくなる
ペルソナ像は、「こんな人なら、うちに合いそう」「こんな人が来てくれると最高だ!」という前提で考えるため、
自然と自社で活躍できる可能性が高い人物像になります。
さらにペルソナ像を考える過程で、自社が大切にしている価値観や特徴を改めて明確化できるというメリットもあります。
一度、会社の現状や将来を見据え、どのような人物を採用するべきかをじっくり考え決定することで、「理念に共感してくれそうか」「仕事内容の適性がありそうか」「社風に合いそうか」などなど、優先順位やどんなことを採用の必須条件とすべきかなど、採用基準がより明確になります。
ペルソナ設定のポイント
おはるさん曰く、本当にいっぱいあるそうですが、👇大きく分けると4つ👇
![](https://assets.st-note.com/img/1738053370-8acWft7UkYEQnXCPORFgMGyI.png?width=1200)
こちらについても、解説していきます🙋♀️
⭐️実際に存在が思い浮かぶレベルでつくる
(しつこいかもしれないですが)とにかく、これが本当に大事!
「この人いる」レベルでつくりましょう。
⭐️採用条件(職種・役職・給与)が違うならペルソナも分ける
たとえば、経理の場合
20万円だったら・・・
仕訳業務ができて、月次決算もサポートがあればできる
30万円だったら・・・
月次決算は一人でできて、年次決算もある程度わかり税理士とスムーズにやり取りができる
のように、持っている資格・スキルのレベル感によって、当然給与も異なってくるためです。逆に、給与がそれほど変わらないのであれば、1つでOK🙆♀️
⭐️すでに活躍している社員をロールモデルにする
もし、ペルソナ像を考える際に思い浮かばない場合は、
活躍している社員さんなど採用したい身近な人材をロールモデルに設定すると、「Aさんは家族がいるよね。趣味は〜〜って言っていたな」など、具体的な内容まで落とし込みやすいです。
⭐️価値観や人柄などの優先順位の高いものから人物像を決めていく
たとえば新卒版のペルソナ設定では、『見た目』が採用要件に入る場合が多いですが、『仕事の適性上、見た目は必要ないのでは?』ということが多いとのこと。
ペルソナを考える上で、設定する項目は本当に多くあるので、
大事な『仕事に対する価値観』から設定していくのが⭕️
独身か家族持ちかで大切にするポイントが変わるため、
家族構成も初期段階で記載するのがおすすめです。
とはいえ、家族構成は自然と想像できることもあります。
たとえば、年収500万円、施工管理の資格あり、社会人経験7年程度といった
情報を設定すると、
「このスペックなら奥さんがいそうだな」「子どもが1人くらいいるかもしれない」と、背景が自然と浮かび上がってきますよ。
ワーク1|『ペルソナ設定』と『自社の魅力』ブラッシュアップ
さて、さて!
ペルソナ設定と自社の魅力の考えるポイントを抑えたところで、
ココからは、一緒にワークをしてみましょう👌
ワーク1-1 |『自社の魅力』と『ペルソナ設定』をしてみましょう
![](https://assets.st-note.com/img/1738207647-7RDjt2iZMpWIcuzwL1yNvEl4.png?width=1200)
①ワーク 1-2|『ペルソナ設定』をより深く考えて見直ししましょう
ここで、おはるアドバイス!
![](https://assets.st-note.com/img/1738297550-7qVu0USPIAvKD2WFYwagE8NX.png?width=1200)
※もし、採用担当者が複数いる会社に所属されている場合は、他の方のペルソナを聞いて、気づきを得るものいいですよ。
ペルソナの活かし方
ペルソナをブラッシュアップしたところで、
ここからは求人票をブラッシュアップしていく『ペルソナの活かし方』
について、お話ししていきます。
ポイントは、世間一般と比較ではなく、
『ペルソナからみて、会社のどこが魅力的か』を考えること。
「うちは社員を家族のように大事に思っている。でも、今の若い人は飲み会誘っても来ないんじゃない?」と思われがちですが、世間一般のイメージにとらわれる必要はありません。
実際、「家族主義」というキーワードを軸に、人との繋がりを大切にする会社の理念がしっかりと書かれているある会社は、特に人気の業種でもなく、ホームページが特別オシャレというわけでもなく、給与が高いわけでもないのに、「僕も入社したいです」と熱烈な電話がかかってくるほど、毎年多くの応募を集めています。
つくったペルソナが、会社の何が魅力的と感じるのかわからない場合は、
「この会社に入った理由は?」
「10年くらい働いている理由って何?」
「転職する上で譲れなかったポイントは?」など、
社員さんに聞いてみるのがいいですよ。
魅力的な求人票の書き方のポイント
理想の相手(ペルソナ)は、決まった。自社の魅力も、洗い出した。
あとは武器(自社の魅力)を使って、どう理想の相手を口説くかラブレターを作成する段階です!
魅力的な求人情報にするには、大きく4つのポイントがあります。
![](https://assets.st-note.com/img/1738053454-jeOQubGgW8FmIlK05P6voLhU.png?width=1200)
それぞれ、解説していきますね🙋♀️
⭐️求人票は制限文字数ギリギリまで書く
理想の相手に、思いのすべてを余すことなく伝えましょう!目安としては、音読して3分程度。ほとんどの会社では30秒程度で終わる内容に留まっているため、それでは本当に魅力を伝えきれず、もったいないです。
⭐️求職者の不安・悩みを取り除くように書く
求職者が何に悩み、転職時にどんな不安を感じるのかを考えましょう。
たとえば、未経験者に対しては
「サポート体制が充実している」「未経験者が全体の○割を占める」といった内容を具体的に伝え、不安を解消できる情報を提供することが大切です。
⭐️働く姿がイメージできるように書く
「残業が多くて辛い、もっと自分の時間がほしい」と思うペルソナには、
「19時にはオフィスに誰もいません」「家族と一緒に夕食を楽しめます」など。「この会社に転職したら、理想の姿になれる!」と具体的にイメージできる情報を盛り込みましょう。
⭐️読んでいる人に向けて語るように書く
noteやブログなども、多くの人に向けて書こうとすると手がとまってしまいます。でも、特定の誰かに手紙を書く気持ちで書けば、気持ちがノっている分、「一度、面接ではなく雑談するつもりで来ませんか?」など、温かみのある文章が仕上がります。いかに、ペルソナに「はっ!これは私だ!」と思ってもらえるのかが大事です。
ワークショップ2|ペルソナを活かして求人情報をブラッシュアップ
みなさん、求人票をご準備ください📝
ワーク2では、先程のペルソナ設定と魅力的に書くポイントを振り返って、
下記ポイントの観点で、求人票をブラッシュアップしていきましょう!
![](https://assets.st-note.com/img/1738297691-tnsACpa8x16DI7KmOyLSwMH5.png?width=1200)
求人票をブラッシュアップしたあとは、社員の方に見せて、「魅力的かどうか」「転職したいと思うかどうか」気づきを得て、さらにブラッシュアップすると👍
事例:
ペルソナ設定:HR ラボ実さん
募集職種:事務職
ラボ実さんが解決できると嬉しそうな内容
・働くママが複数いて、子育てに理解がある職場であること
・こどもの急な発熱による早退や休みがあっても、みんなでサポートし合っていること
・年に必ず⚪︎円給与が上がっていき、スキルや仕事量は賞与で還元されること
求人票
<社風>
★働くママが複数在籍!
小さいお子さんがいると、急な発熱もありますよね。そんなときは、早退して迎えに行ってあげてください。子育てに理解がある職場なので、サポートし合う体制が整っています。
<給与>
★頑張った分、年収がアップします!
毎年必ず5000円基本給がアップしていきます。
さらに、スキルや仕事内容を評価する給与制度を導入しているため、頑張った分は必ず賞与で評価されますよ🎵
いかがでしたか?
ペルソナ設定〜求人票を書くまでを記事を通して体験できた、やってみたいと思った、実践に活かせたとなっていれば嬉しいです。
もし、「もっと詳しく聞きたい」、「上手くできているかわからない」「ペルソナ設定と求人票書いてみたけどアドバイスが欲しい」、「人事コミュニティに興味がある」という方は、質問も受け付けていますので、気軽に下記フォームからお知らせください😊
(石川・富山・福井に本社や拠点がある企業で、 HR領域に携わっている方であればご参加いただけます!)
ライティング:バヤシ