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今日もていねいに。

近所のカフェに行きました。

私は普段、読書と言えばほぼビジネス本。

ファッション雑誌も読まないし、小説もエッセイも滅多に読みません。

でもゆったりカフェに行ったその時は
カフェに置いている本を手に取ることが多いです。


普段読まない本が置いている、と言うことも、魅力のひとつですが

美容院に行った時に普段読まないファッション雑誌を手に取るのとはまた違っていて


カフェに置いている本には
その店の人の想いやエッセンスが詰まっている気がして

そんなことを含めて楽しめるのがカフェで本を読む醍醐味かなとおもったりするのです。



先日出合った本は、
暮しの手帖の元編集長をされていた、松浦弥太郎さんの本


「今日もていねいに。」


のんびりとした時間を過ごす中で読むからこそ染み込んでくる

大切にしたいこと。

自分が心地よく生きるためのリズム。捉え方。感じ方。

それを押し付けるわけではなく

僕はこうなんですよ

ところであなたは
どこでどんな心地よさを感じますか?

そんなことを問いかけられるような本



そしてその中でハッとした一文が。



あなたと話したがっている人の存在に気づいたら、さりげなく水を向けてあげましょう。



実は少し前、私が入院中に
仲の良い後輩が退職を考えているという話を耳にしました。

来期の人事に向けて人づてに聞いた話です

結構仲良く面倒も見ていた後輩だったので
人づてに聞いたと言うのも少しショックだったり


私が抜ける前にも2人で話していて、

他で働いて勉強したい気持ちもあるけど
もう1年、堀川さんが抜ける間がんばります!

と言ってくれていただけに

そして入院中も(やめるとは知らずに)
頼りにしてるよって手紙を書いたりしていたので

自分の中でもショックな気持ちもあり

もちろん応援したい気持ちもすごくあるのですが…

複雑で。


色んな気持ちが相まって


私から連絡するのもなぁ


話したかったら向こうからコンタクトとってくるだろう

でもこのまま連絡もなく顔を合わせることなく辞めちゃったら寂しいなぁ


顔合わせるのが気まずいなぁと思われたままもなんだかな。。


そんなモヤモヤした気持ちがありました




あなたと話したがっている人の存在に気づいたら、さりげなく水を向けてあげましょう。


この後輩とのことが
ずっと心にあったわけではないのですが、
この言葉に出合った時
すぐにこの後輩の顔が思い浮かんできました。



はっとしました



私から歩みよろう


別にすねていたわけでもないし

会社を辞めると言うことに対して否定的なわけでもないのですが

なんか意地張ってしまってたのかもしれません。

ちょっとだけ、拗ねていた部分もあったかも笑



やっぱり向き合って話したい


相手はどうかわからないけど
そういう関係性を築いていきたいと強く思ったのです


きっとこの後輩の中にも葛藤はあって
直接話したい
でも今大変な時期
(私が切迫早産で急に入院することになった)

そんな体調が良くない中、
正直自分から辞めると言う話を切り出すのもいいにくい、気まずい

そんな気持ちもあるんだろうと思います


この後輩も直接話したいと思ってくれてるんじゃないかな、きっと


産後少し落ち着いたら
わたしから連絡をしてみて、
ゆっくり話す時間を持ちたいなと思います


それをしようと決めた時から
心がすごく暖かくなり

自分はやっぱりそうしたかったんだと言うことにも気づくことができました

このタイミングでそんなことを気づかせてくれたこの本に出会えたことに感謝



本は読むタイミングや状況によって刺さる言葉や感じることが全く違ってきます



初めて行ったカフェで

普段読まない本を手に取り

普段過ごすことのないようなゆったりとした時間を過ごし

出産前のこのタイミングで

大切なことに気づけたなと


本当の出合いに感謝です


他にも素敵なことがちりばめられている本でした

ぜひ興味があれば手に取ってみてください。




最後までお読みいただきありがとうございました✨

わくわく笑顔で過ごしたい、パティシエガーコでした😊ではでは✋





自分から歩み寄ることは、自分にとっても心地よいことなのです





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