完璧主義をやめてみた
私は最近、かなり生き方が変化したなと感じます。幼少期からの友達からも「生まれ変わった?」と言われるようになりました。
今日は完璧主義すぎたことによる失敗談と、学んだことをお話ししようと思います。
現在私は20代前半なのですが、10代の頃の私は以下のような人間でした。
【完璧主義な10代のわたし】
・完璧を求めるあまり、課題の期日が守れない
・髪型や服装に完璧を求めるあまり、遅刻する
・完璧な課題が提出できないので怒られるのを恐れて学校を休み、家に引きこもる
・完璧ではない自分を受け入れられず、失望する
・理想が高く、現実とのギャップに悩む
・日々のストレスが積み重なり、課題もバイトも学校も全て拒絶して逃亡。家出する。
と、こんな感じですが、周りの方々には沢山ご迷惑をおかけしました。本当にすみません。
過去を振り返ると、生きるのがめちゃくちゃ下手だなあと思います。下手すぎて何度も人生をリタイアしたいなと思いました。
人間関係や学校という狭い環境、変に完璧主義な性格のせいで課題や期日も守れない私にはキツすぎて高校を中途退学しました。15歳の時に発症した潰瘍性大腸炎には、原因が特にないと言われていますが、精神的ストレスを毎日感じていたので多少は影響があるのかなと思います。
人との関わり方が良くわからず、新しいクラスではうまく馴染めずに孤立してしまい、窓際で好きでもない本を読む学生時代でした。両親が離婚したこともあり、生活環境の変化、学校にも家にも自分の居場所がありませんでした。次第に引きこもらようになったわたしは、母親に電気代が勿体無いと電気を外されてしまい、ご飯を食べようとすると怒られてしまうので暗闇でコソコソ1人で食べていました。
今考えると普通に学校に行った方が楽だろうなあと思いますが、完璧主義過ぎるが故にとても不器用な人間でした。
高校中退後、母に家族の縁を切るかバイトをしながら通信制高校へ通うか問われ、入学とともに飲食店でのアルバイトを始めました。
それまでは「行きたくないなあ」と感じたら無断欠勤をしてしまったり飛んでしまったり。怒られるのを過度に恐れて逃げて続けていました。たった一言の「すみません」が言えないため、5分遅刻するならもう辞めてしまおう。と完璧主義が祟ってたくさんの人に迷惑をかけました。
心を入れ替えて頑張ろう、と思い沢山叱られながら、気付けば4年間マクドナルドでアルバイトをしました。私の教育をして下さった方は、私の完璧を求める不完全さを受け入れてくれて、短所は伸び代として、長所はより一層伸ばしてくれました。
次第に人と関わることにも慣れていき、もっと頑張りたい、成長したい。と毎日少しずつ努力した結果、シフトマネージャーになり、GEL(接客のスペシャリスト)に任命していただきました。その経験が自信となり、人として大きく成長することができました。
不完全であることを認識し、受け入れる。
これがとても重要だなと思いました。
他者に受け入れられることで、自分も受け入れる。ではなくて、周りに認めてもらえない、受け入れられなくても、自分は認めてあげる、受け入れる。の気持ちで生きています。
いまだに受け入れられない、成長させたい、変化させたいと感じる時はありますが、
「そんな自分もオッケー👌伸び代あって可愛いじゃん🌈」みたいな感じで心にギャルを宿して乗り越えてます。
今では、完璧主義をうまく使うようにしています。
【完璧主義の使い方】
・生活の質を上げる
遅刻しないように睡眠時間に気をつけたり、食事や運動など、生活の質を高めるようになりました。最悪遅刻しても誠心誠意謝ればOK!
・完璧を出す部分を選ぶ
仕事や頑張りたいものに対しては規律や時間、期日は必ず守れるようにスケジュールを組む。多少の誤差やミスはあっても改善策を考えて次に繋げる。目標達成するまでの過程も楽しむ。
・息抜きに力を入れる
完璧主義は息抜きが比較的下手な印象があるので(わたしがそう)ご褒美DAYを作ったり、お金をかけなくても楽しめる趣味をしたり、1〜2時間でもいいからぼーっとしたり...。予定のない日を作ったり。ご飯はカップ麺でもUberでも好きなものを食べて、沢山甘やかす。
・目標はちょい高めくらい
高い目標や理想を掲げ過ぎて、追いかけてる時は楽しいんですが、なかなか辿りつかないとき、目標達成できない時に、現実とのギャップに苦しみます。なので、高過ぎるハードルよりも、少しずつ達成できそうなハードルを積み重ねるようにしています。
・他者と自分を分けて考える
世間一般の普通にとらわれないようにしています。あくまで周りの意見や考えは認識しつつも、自分と周りの考え方にズレを見つけても「あっ、みんなはこう考えてたのか〜、私は違うけどね〜」くらいで終わらせます。
素敵な考え方、生き方だな、と思ったら柔軟に取り入れますが、たとえ自分の考えや意見が孤立していても信念は曲げないようにしています。
なので、他者の意見をわたしが受け入れられなくても、認識するくらいで終わらせます。完璧主義が過ぎると、強引に自分の意見を押し付けてしまったりするので、他者と自分を切り分けて考えています。
わたしは完璧主義を求めるあまり、沢山の人に迷惑をかけて空回りをしてきた、不器用な人間です。今でも時々完璧主義がチラッと顔を出す時がありますが、うまく付き合うようにしています。
健康に生きることが一番大切だと思っているので、完璧ではない不器用な自分も受け入れて大切にしたいなと思います。みなさんも完璧をうまく使いこなして共存してくださいね。
寒くなってきたので、風邪をひかないように暖かくしてください🐏🐑🧶