心療内科‐ぼくの病休日記(17)
「とりあえず寝られるようになりたい」
寝落ちするまで起きている生活は、相当な体力と気力が削られていく。
「薬を使ってねるのは、よくないんかな?」
妻にそう言われて、お医者さんに相談してみようと思った。
ネットで病院を検索して、口コミを見ながら予約できるところを探すが、なんと、どこもいっぱい。
病院にかかっている人こんなにいるのね。
こんなことになるまでは、自分がまさかこうなるとは。自分には縁がない話だと思っていた。
多くの人がそうなんだろうな。
自分の環境が自分にとって適応できない状態になってしまう。そして、今までできていた精神のコントロールがきかなくなってしまう。
なんとか受診できそうな医院を見つけて予約する。
そして、教頭先生へ。
「俺も行っていいか?いや、行かせてくれへんか?」
一緒に戦ってくれていた教頭先生が、そう言ってくれる。でも、日中に教頭先生が抜けてしまうと、さらに現場の人数を削ることになってしまう。そんなことも考えたし、どんな顔をして会えばいいのか…
日時を伝える。