心のお医者さん‐僕の病休日記(18)
最寄り駅についた僕。もう少し時間があるから散歩しよう。
しばらくして、教頭先生と合流。
どんな顔して会えば…と思っていたが、今思うと、このころの僕は無表情。感情を表情に出すことが怖い。笑えない。
病院へ
「一緒に先生の話聞いていいか?」
わざわざここまで来てもらっていることに加え、心療内科に初めて足を踏み入れることに少し緊張していたこともあり、
「お願いします」
問診表を書いて、待つ。呼ばれて入る。
問診表に書いたことについて質問されて、
「あなたのように学校の先生ってうちの病院にたくさんくるの。学校って広がりのない人間関係でずっと閉鎖的な生活になるからしんどくなる人ってすごく多い。そこが学校の良くないところ。でもね、いいところとして、1年経てば終わるの。」
このころの僕には、終わりのない時間にしか思えないから、良いところとは思えない。
「何言ってんだ。こいつ。」って思ってしまったが、
教頭先生に対して、
「身体症状が出ているので、1か月は必ず仕事を休ませてください。1週間に1度、通院してもらって、復帰できるかどうか見ていきたい。」と伝えてくれた。
結果的には先生ありがとう。
病院の後、教頭先生とカフェに行った。何を話したかは覚えていないが、二人でボロボロに泣いたことは覚えている。