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紙袋ひとつ提げ行く帰り道
春の連続投稿チャレンジに便乗した執筆ペース向上週間。第五回のテーマは #休日のすごし方 にする。
食に対する興味
日本人は食べることに幸福を感じやすい人種のようだ。論拠となる統計を以下に引用する。
Tuttiが教えてくれた「人生で最も快い時」の各国の比較で、
— Kayo Osumi🇮🇳India Blogger (@kayoreena1021) January 10, 2020
殆どの国がSEXと答える中、日本は「美味しいものを食べる時」とのこと。SEXは5位。
日本の観光局🗼は
「日本の料理は、SEXより美味い」というスローガンでプロモーションしたらいいよと教えてもらいました🇯🇵 pic.twitter.com/SLEMbMVDwV
「諸外国はSEXを愛情表現の一環と捉えているのに対し、日本人は性欲の処理としか捉えていないからだ」という指摘があり、それも確かに影響しているかもな、と思わせる説得力があるがさておき。
例に漏れず、私も食べることが好きだ。以前の投稿で自炊の写真を挙げてもいる通り、野菜嫌いの克服とダイエットと節約、そして自分が丁度良いと感じる量のメニューを食べるため、自宅で料理をしている。
自炊ブーム下火に
ところが、最近フルリモートのWebデザイン事務所を退職し、自由気ままな無職の身になった。貯金を崩しながら次はどんな仕事をしようかと考えているところである。
一日8時間の拘束から解き放たれると、急に外に出たくなる。仕事で他人と会話していたのが、突如人との関わりがゼロになったことで人恋しさもあると思う。ただ、それ以上に「暇な今こそ出かけないと、仕事を再開したら絶対に平日の疲労で腰が重くなる」という確信があるのが大きい。
今までGoogleMapで眺めるだけだったあんな店やこんな寺に、今こそ足を伸ばそう。そう決意して、最近は何かと出かけては行く先々で外食し、散財している様である。
京都は花の盛り
京都は足腰さえ何とかなるなら、一日中時間を潰せる。そして、今年は雨がちだがこの頃は梅、桜、椿が見頃だ。
そして観光都市京都は、毎年お上手に金を使わせる施策をあれこれ工面している。桜の季節には桜色の菓子がより取り見取りになり、行きたかったあちらに行くついでに、あちらも、こちらも、と寄り道している。
ダイエットを始めて六年目になるが、昨年の健康診断でBMIが18以下を切ったと知るや否や、ふっと緊張の糸が切れてそういう食べ物をまた食べるようになってしまった。五年のノウハウで他の食事を調整したり、運動量を変えたりなどでリバウンドに抗っているが、今年どんな結果が待っているかは分からない。
美味を知らずに死ねない
歩くためなのか、食べ物を探すためなのか。花のためか団子のためか。どちらが本音でどちらが建前か分からない。或いは両方が目的なのかもしれない。ともあれ、一挙両得のお出かけを休日にこなしている。
そして最後には、焼き菓子を一つ買って、小さな紙袋を提げて帰る。
そうすると、次の月曜も「しょうがないな」とぼやく程度で迎えられる。