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何を食べるか、どう食べるか| 生後5ヶ月目のふりかえり

冷たいものを食べると歯がしみる。。。
あ、私の話です。
いたいなー虫歯かなー?と思って歯医者さんに診てもらったら、どうやら知覚過敏というやつらしい。知覚過敏ってもっと中年の世界にあるものだと思ってた。もう中年なのか。子の成長が目まぐるしい一方で、母の老化が著しい。とほほ。

ここからは子の話。

生後5ヶ月の成長ダイジェスト

  • 声かけに反応して笑うことが増えた。ツボにハマると爆笑してくれる。「ウ〜ヒェヒェ〜」と奇妙な笑い声。この声で笑い袋欲しい。

  • 一方、離れるとさみしがって泣くようになった。存在を認識してくれるようになったのはうれしいけど…晩ごはんが作れない…

  • 両方向の寝返りと寝返り返りをマスター。楽しそうにコロコロ転がっていくようになり、ついにプレイマットを購入。安堵するも束の間、ずり這い始まる。気づいたらマットから這いずり出てコードをかじったりスリッパを舐めたり。「動くようになってからが大変よ」との歴代の母たちからの声が身に沁みる。

  • 一緒に寝っ転がっていると髪の毛を引っ張ってくる。それはもう渾身の力で。買ったばかりの白いマットに母と父の抜け毛ならぬ抜かれ毛が散らばっている。

  • コードやスマホのストラップを見つけると目の色を変えて飛びつく。ググったところヒモが好きなのは赤ちゃん共通らしく、「胎内でへその緒で遊んでいた名残り」なんだとか。そんなにブンブン回して遊んでたの?

  • お風呂に浮かべる用のおもちゃのひよこをもらった。マッパのあかちゃん×ひよこの破壊力やばい。

犯行現場


Farm to Hand

ついにきました、離乳食。
時期的にもせっかくなら新米からスタートしたい。でも手に入るのはもうちょっと先だろうから、お米は後回しにして畑の野菜からはじめちゃおう。
ということで、庭の畑(通称まどかファーム)から引っこ抜いてきたニンジンで離乳食スタート。スティック状に切って茹でたものを差し出すと、しっかり握ってあぐあぐしてくれた。小さな歯でかじり取って、ちょっとだけ口の中に入ったかな。
自分が育てた野菜を食べてもらえるって、思った以上にうれしい。ニンジン収穫、我慢しておいた甲斐があった。畑に残っていたジャガイモとナスもあげた。
手づかみ食べだから、Farm to Table/Fork ならぬ Farm to Hand。なんちゃって。冬作もがんばる。

ニンジンにょきにょき


これまでは「離乳食って大変!」というイメージしかなくて。
10倍粥とか茹でてすりつぶすとか。がんばってつくっても食べてくれないだとか、お皿ごと投げ飛ばされて掃除が大変だとか。
出産時に自治体から配られた子育て情報冊子の離乳食の項目を読むと、栄養価とか消化の話やら栄養素のグラフやらが事細かに書いてあって。親切だけど、マミーブレインにこれはツライ。
離乳食大変そうだなー気が進まないなーと思っていたところに「赤ちゃん主導の離乳食(Baby-Led Weaning)」なるものの存在を知り、本を買って読んでみた。

BLWは最初から手づかみで食べるスタイルで、栄養バランス云々よりも、赤ちゃんの食べる意欲を尊重して食事の楽しさを感じてもらうことに重きがある、らしい。
理念には共感するけど、こちらはこちらで「なんでもok!すべては子どもが分かってるから!」みたいなトーンが強めで(私が読んだ限りの雑な印象です)、それは言いすぎやろと思ってしまう。

食べることの目的を栄養の摂取に限定してしまうのはあまりに狭い。とはいえ消化機能の未熟な身体に取りこんでいくためには必要なステップがあるはず。
身体によいものを食べてほしいけど、手間をかけすぎてこちらが消耗するのは良くない。食べものを味わうことの楽しさを感じてほしいし、一緒に分かち合いたい。

そんなことを考えながらいろいろ調べる中で見つけたこちらのnote。同じ月齢くらいのお子さんを育てている歯科医師兼保育士の方が書いていて、とても参考になった。
手を伸ばして目の前のものを掴んでは口に入れたがる娘を見ていると、大人がスプーンで食べさせる離乳食の形がどうにも不自然な気がしていたんだけど、その疑問が解けた。

いろいろ踏まえて、固形物の手づかみ食べと出汁などのスプーン食べをセットにしていくことに。
娘は柄の部分を掴むのがなかなか上手で、口の近くにスプーンを持っていくとガシッと掴んでかぶりつく。食べてるというよりスプーンをぺろぺろガジガジするのが楽しい様子。
我が家の環境だとベビーフード買うより畑の野菜とってくる方が手軽だし、家に電子レンジがないので一度にたくさん作って作り置き冷凍するより我々の食事をつくりながら一食分の野菜を茹でる方が楽だったりする。
布おむつ・紙おむつの話にも通ずるけど、オプションがあることに救われている。(自分の親の時代は布おむつしかなくてマジで大変だったと聞かされた。)その上で、子どもの状況や取り巻く環境を踏まえて自分たちなりの選択をしていけたらと思う。

親も娘も徐々に慣れてきて、5ヶ月の終わり頃には我々が食事をとる横でもくもくと野菜スティックをかじるように。おいしいねぇ。

ゴボウがお気に入りらしく、ずっとあぐあぐしている


初の子連れ出張

先々月に産後はじめて泊まりがけで県外へ出たけど、そのときは夫に娘を任せて一人で行った。そろそろ首も座ったし、家族で出かけてみようか!と、私の誕生日祝いを兼ねて夏の終わりに家族旅行へ行くことに。
がしかし。楽しみにしていたところに、まさかの台風襲来。予報では直撃は免れそうだったけど、当日まで台風情報に一喜一憂するのはしんどいねー、と泣く泣く早めにキャンセルすることに。実際、その後だいぶ進度が変わって直撃だったので良い判断だった。

結果、仕事での出張が初の子連れ旅になった。2泊3日で福井へ。徳島からだと途中休憩やら授乳やら挟んでいたら車で7時間かかったよ。久々の長時間運転はなかなかハードだったけど、娘はチャイルドシートでほぼ爆睡してくれてたし、大きめのサービスエリアだとショッピングセンターにあるような授乳室が完備されてて感動。
泊まったホテルで川の字で寝たら、狭くてめちゃくちゃ蹴られまくったのもいい思い出です。でももう隣では寝ないと誓った。

仕事先の皆さんは子連れ出張でも歓迎してくれて(ありがたい)、いろいろと福井グルメ&ベビーウェルカムな施設情報も教えてくれて(ありがたい)、仕事の間は慣れない土地で夫が子の面倒を見てくれて(ありがたい)、街中で開催されてた野外ライブのサカナクションの生音まで聴けた(有り難し!)。

駅前の大きな公園で野外ライブ。中は覗けないけど音を楽しむ人多数


森と水

その翌週は日帰りで高知の土佐町まで。こちらは片道3時間ほど。
前々日に町内で開かれていた環境改善ワークショップに参加したら、土佐町でのイベントに基調講演で登壇する浜田久美子さんもいて。彼女の新著『水はどこからやってくる? 水を育てる菌と土と森』を買ったばかりだったのでびっくり。福井から帰ってきたらばかりだったので土佐町までのドライブに気が引けてたけど、このご縁はもう行くしかないっすね!と、勢いで参加を決める。

結果、行ってよかった。浜田さんの講演はもちろん、行きの車内で聞かせてもらったスイスの林業キャリアの話や長野県伊那の森づくりの話もおもしろかった。

人の手が入らなくなった人工林は、山に近い環境にいる人々にとっては身近なイシューだ。川の水量然り、土壌流出然り、鳥獣害然り。打ち手が伴っているかはさておき「このままではいけない」と感じている人は多い。
けれども、それ以外の土地に住む人たちには少し遠い話で自分ごとになりにくい。そりゃそうだ。私自身このまちに来るまで全然知らなかった。
でも「水」になると誰しもに関係する話になる。その方がソーシャルイシューになりやすいんじゃないか。どうだろう。ならないかな。

森林環境のことをモニャモニャと考えているタイミングで、今年度の狩猟登録の案内が来た。
昨年は見送ったけど、今年こそ。狩猟税やら猟友会費やらで約2万円也。ひー。
10月からはいよいよ大学院もはじまる。ひー。


意欲的にミーティングに参加する図
シロヤギさんたら読まずに食べた

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