長年の課題、我が家の生ごみ問題が「キエ―ロ」ですっかり解決した件
「キエ―ロ」はコンポストの一種です。
葉山市の松本さんご夫妻が開発された方法で、今、少しずつ全国に広まっています。(※「キエ―ロ」は松本さんが商標登録されていますが、ビジネス目的で使わない場合は、名称を使うことを許可してくださっています。)
このキエ―ロが、長年気になっていたわが家の生ごみ問題をすっかり解決してくれました。あまりにも使い勝手がよく、デメリットが見当たらないので、もっともっと使う人が増えたらいいなーと思っています。
そこで、このブログ一回目の記事として、我が家の生ごみ処理の変遷を書いてみたいと思います。
わが家は田舎で、敷地も広く、広い庭があり、同居の義母がそこで花や野菜を育てたりしているような環境です。
私はそこの嫁です(笑) ここに住み始めて、20年以上経ちました。
よくあるコンポスト時代
こちらへ来た頃、台所から出た生ごみは庭にあるコンポストの中に入れる方法でした。この辺では畑の中などでもよく見かける、緑の円柱状でフタがかぶせてあるやつ。
ふたをぱかっと開けて、生ごみをどんどん投入するんですね。
野菜くずだけでなく、残飯なんかも入れていました。
これで困ったことがいくつか。
まずは、虫問題。
ふたがあるとは言え、野ざらしですし、下は地面とつながっています。
暑い季節や雨の多い時には、当然、中で虫が生まれます。
はじめは気がついていなかったんだけど、
ある日、ふと覗いたときの光景が...。
鳥肌もので…
多くは語りますまい(笑)
それから、中を見れなくなり、ごみ投入が恐怖の時間になりました(ひえ~)
ふたを開けたら、目をつぶって「エイッ!」とごみを投入。
ぱっとふたを閉める、って感じです。
そういう虫が平気な方もいますよね。
そもそも、何の害にもならないそうで、かえってごみを分解してくれる有難い存在だそうです。
とは言え、なんせ、気持ちが悪いので、私にとっては悩みでした。
虫が出ると、義母が何か消毒薬のようなものを振りかけて殺虫していました。使って大丈夫なものだとは思うのですが、ものすごい消毒薬の匂いです。それは、井戸水も使っているこの辺りの環境に良いことではないのでは、という心配もありました。
雨の日に傘をさして捨てに行くのもいやだったな。
電動ゴミ処理機時代
次に使ったのは、電動ごみ処理機です。
機能は素晴らしかった。
ゴミを入れると、高熱でカラッカラに乾燥させてくれるのです。
臭いも全くしません。
お値段は高かったけど、これまでの悩みが解決してよかった!と喜びました。
乾燥させた生ゴミは、しばらく土に混ぜて寝かせておくと堆肥になるのですが、我が家ではそのまま燃えるごみの袋に入れて出していました。
しばらくお気に入りで使っていたのですが、わざわざ電気を使うということが気になり出しました。
ゴミを出すだけで処理にエネルギーを使うのに、その前にもまたエネルギーを使っているという罪悪感が大きくなってきたのです。
しかも、電気代が上がるって言うし…
地球にもお財布にも優しくない方法をとっているのは、どうだろな~、もっとうまく循環させる方法がいいな~と思っていました。
でもでも、あの虫と臭いはもう嫌だし。
キエ―ロとの出会い
そんな頃、ネットで見かけたのがキエ―ロでした。
皆さんが使っているのを読む限り、とってもよさそう。
「虫や臭いの発生が少ない」って書いてある。
キエ―ロ欲しいぞ!
でも、売ってないみたい…。どうする?
ないなら作るしかないか、ということで作ったのが写真の左側、我が家のキエ―ロ1号機です。
次は、このキエ―ロ作成秘話を書こうと思います。
このブログでは、キエ―ロなど、環境改善のため、自分の足元からできることをやってみたこと、それをどうやって広めていくか、などについて書いてみたいと思います。
1回目の記事、お読みくださってありがとうございました。