西浦和ハルキスト
日々は、時間の糸を紡ぐように逃げていく
忘れられた記憶の断片は
ゴミ箱の暗い角に静かに押し込められる
アイツは、影のように
無表情で街を歩く
無邪気さは、夜空の星のように遠く
もう、教えてくれる人はいない
だから、去るしかない
去ることの迷いは、ジャズの旋律のように心に響く
その代償は、ビールの泡のように消えていく
もし未来が確実に明るければ
心の傷もただのスクラッチとなる
でも、それはただの言い訳
広い荒野に一人立ち
風が吹き抜ける
ライオンが現れるのを待っている
それはまるで、夢の中の話