ヤマシタ•ジョージ•ヒデキ

余白、余韻、余暇、余裕、余談 余計なモノこそ価値がある    そんな世界観 草花を紡ぐように、意識を繋ぐ          昼寝も出来ないそんな世の中じゃポイズン

ヤマシタ•ジョージ•ヒデキ

余白、余韻、余暇、余裕、余談 余計なモノこそ価値がある    そんな世界観 草花を紡ぐように、意識を繋ぐ          昼寝も出来ないそんな世の中じゃポイズン

最近の記事

先を歩む者

生きながらえるしゃがれた声 まるでパズルのピースみたいに 少し生き方が不器用なのかもしれない。 真冬の最中に咲く花に アンタはなんて声を掛ける? 生まれてきたこと それ以外の選択は全て自分が決める。 曲の最後をどんな音で締め括るか ハード•ストップかフェードアウトか それは好みだ。 それは、あくまでアンタの好みだ。 オレは知らない。 アンタの勝手にすればいい。

    • シノフチ

      死ぬ寸前まで追い込まれ初めて気づくことがある。 でも、結局大底は上昇して初めてわかるから、 だから、みんな今どこにいるかなんてわからない。 まだ下がるのか、もうそろそろ上がるのか、、 彷徨う亡霊はたくさんいて あたふた、、あたふた、、 でも、門戸を開く案内人もいて それは、ホント 優しくて 優しくて いっときの潤いになります。 ボクはそのポジションで生きるのも良いかと すごく今は思います。

      • 言葉に救いを求めて

        劇的な「何か」を期待しながら まるでテレビドラマのように 後半からの逆転劇が 起きることを夢見る でも、それは叶わぬ幻想 だから、お前は愚かなんだ 潔く負けを認めるべきだ 認められない事情があるなら 消えて無くなってしまえばいい お前がいなくなっても 大して問題はない 数人が悲しむくらいで 数人が心を痛めるくらいで 数日後には忘れてしまう だから、自分勝手でいいんだ そんなもんだよ、この先もずっと

        • 雨音の余韻

          今日は雨が降っている。灰色の雲が空を覆い、窓には無数の雨滴が滑り落ちていく。外の景色はぼんやりと見え、まるで世界が少しずつ溶けているかのようだ。でも、雨が降るのは今日だけで、明日や明後日には青空が広がるかもしれない。 それでも、今日はとても長く感じる。静かな部屋の中で、雨音をBGMに色々なことを考えてしまう。考えなくても良いことまで。 1週間単位で考えるのは難しい。いや、3日単位でもいい。ほんの少しだけ、遠くから自分を見つめる余裕があればと思う。少し離れた視点で、自分の歩

          なれのはて

          熟れ落ちて、朽ちゆく果実 ひとときの楽観に酔いしれ 瞬く炎に包まれる 時はいつも平等で、残酷だ 人生は還元率の低い賭け事 嘆いても救いはない 攻略法を学ぼうとしない性格 ここらが終点かもしれない 僕の腕時計は既に止まっていた 今でも遅い 早くしろ そんなくだらないものは捨てろ もう何の価値もない 身軽でなければ、これからは生き残れない それは分かっている ただ、自分の足跡を覚えていたかった ただそれだけだ

          青いリンゴ

          思い出は、そのままでいい。 かつての自分は、今の自分ではない。 あの時代に生きた私は、今を生きる私とは別の存在 だから、今は何も手を加えず、そのままにしておくのが良い。 遥か彼方へ飛ぶ渡り鳥の行き先に思いを馳せる。 そんな空想は、素晴らしい宝物であるべきだ。 記憶が消えても、辿った軌跡は消えることはない。 それだけで十分ではないだろうか。 それ以上に、あなたは何を求めているのだろう?

          新宿リカージョン

          翠緑が深く息づく山麓の隠れ家にて 私は、天の広がりを仰ぎ見る 鳥たちの群れが、競うが如く 彼方へと彼方へと、飛翔してゆく ふと足を進めた先日 清らかな湧水に出逢い この地に、もうしばらく留まろうかと 心が囁いた

          吉川キャッツ

          「またか」と、心の中で嘆く。エンドレスに繰り返される失敗。深いため息とともに、自分の浅はかさに気づく。予想外の敗北。悔しい…これほどに悔しいことはない。 「挑戦することに、意味はあるのだろうか?」 そんな疑問が、心の中で渦巻く。行動したことによる後悔は、本当にないのだろうか。 予想をはるかに超える失敗。考えれば、こんな結末も予見できたはず。でも、周囲の声に惑わされ、自分らしさを見失ってしまった。 いつもと同じパターン。熱中する自分と、取り残される周囲。誰も私を理解してく

          南越谷ハードボイルド

          コンビニのドアが閉まると、潮の匂いが街を包んだ。それは遠い記憶を呼び起こすが、同時に新鮮な刺激となる。遠くには、無言で佇む山々と、冷たく静かな海が広がる。空の果てには、シラスのように小さな飛行機が、運命に逆らうように飛んでいた。 あの日、あの瞬間に戻りたいという焦燥感は、エターナルの空虚な網を何度も渡り歩いた。奇跡的に過去に戻れたが、現実は甘くない。時の流れは獰猛で、過去に割り込むのは不可能だった。 同じ道を辿るのなら、この試みは無意味だったのか。それとも、この苦痛が何か

          西浦和ハルキスト

          日々は、時間の糸を紡ぐように逃げていく 忘れられた記憶の断片は ゴミ箱の暗い角に静かに押し込められる アイツは、影のように 無表情で街を歩く 無邪気さは、夜空の星のように遠く もう、教えてくれる人はいない だから、去るしかない 去ることの迷いは、ジャズの旋律のように心に響く その代償は、ビールの泡のように消えていく もし未来が確実に明るければ 心の傷もただのスクラッチとなる でも、それはただの言い訳 広い荒野に一人立ち 風が吹き抜ける ライオンが現れるのを待っている

          オンリーロンリー

          逝去した時間の中で 孤独な将棋盤が静かに語りかける その角度は変わらず 絶望の淵に立ち尽くした駒たちの影が 虚空に消える夢のように淡く 悔恨の息吹を運ぶ 夕暮れは 日々の営みを優しく包み込む キッチンから立ち上る湯気が 遠い記憶の扉をそっと開ける 過ぎ去った夏の日々は 時の河に飲み込まれ 現実の彼方へと流れ去った 暗闇が支配する部屋の中で 遠くから聞こえる蝉の声が 時の無常を儚く歌う 彼女は今 どこで何をしているのだろう かつての繋がりは、遠い過去の霧の中 待ち受

          Afterglow of Love

          In twilight's hush, a soul's soft plea, Whispers of a past, a memory's key. In night's embrace, truths untold, A journey through time, forever bold. In heart's echo, a silent song, A dance of fate, where shadows belong. In eternal steps, a

          ¥3,000

          東川口スパイラル

          終末の盤上で 運命のサイコロは力強く転がり その出目は予期せぬ宣告 「原点への回帰」 情熱は灰に、希望は煙に変わった 日常の義務、断ち切られぬ欲求 取り組む前の、一言による落胆 まるで運命のいたずらのように 我々は悲劇の影に沈み 無力なまま空を仰ぐ 生への執着は薄れ 理性は徐々に消失していく 冷笑するカラスの群れ 空疎な理想、現実離れした奇跡の祈り 幻想は積み木のように積み上げられ、崩れる 終わりのない始まりへの旅 朽ちゆく世界で小さな花を探し求め 儚い存在を受け入れる

          東川口スパイラル

          終末の盤上で 運命のサイコロは力強く転がり その出目は予期せぬ宣告 「原点への回帰」 情熱は灰に、希望は煙に変わった 日常の義務、断ち切られぬ欲求 取り組む前の、一言による落胆 まるで運命のいたずらのように 我々は悲劇の影に沈み 無力なまま空を仰ぐ 生への執着は薄れ 理性は徐々に消失していく 冷笑するカラスの群れ 空疎な理想、現実離れした奇跡の祈り 幻想は積み木のように積み上げられ、崩れる 終わりのない始まりへの旅 朽ちゆく世界で小さな花を探し求め 儚い存在を受け入れる

          西船橋リマインド

          何かが足りない。 すっぽりと穴が空いてしまったなような空虚で無気力で死にたくなる。 失恋や身内の不孝でもしてるならまだ理解のしようがあるけど、そんなものは何にも無く。ただただ何も興味がなく、目の前のおいしい話やセクシーな女性、道端の秋桜、雲一つない夜空に浮かぶ綺麗な満月さえも、なんだかどうでもよくなっており、ピクリとも反応しない。 お腹なんか減ってないのになんか食べたり、酒なんか別に飲みたくないのにいっぱい飲んだり、起きなきゃいけないのに、ギリギリまで寝てたり、絶対に言っ

          南銀一丁目

          遠く孤立した村の果て、時代を超えて続く家族の伝説が静かに息吹く。その深遠な縁に触れた私の魂は、離れがたい魅力に囚われた。 風が舞う少女の髪の中、肩に掛かったオレンジの紐がまるで運命の糸を引き締めるかのよう。その瞳には純粋さとともに、世界の複雑さが映し出されている。彼女のひと瞥を捉えたく、とてもそれを避けたくなった。 彼女が歩む未来はどのようなものか、心は終わりなき物語に沈んでいった。 夜の静寂が街を覆う中、夕日が紅橙の幻想を描き出す。微かに輝く月と遠くの汽笛が、過ぎ去っ