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ゾンビに対するこの感情は何なのだろう~オススメゾンビもの書籍編~

こんにちは、こんばんは、ごとうなゆこです。

ご挨拶をのぞいての記念すべき第1回目の投稿。
書きたいものはたくさんあるし、まずは何にしようかと悩みに悩んで、最初に選んだテーマがこれです。
「ゾンビもの」
(最初なのに……!)

子供の頃から、怖いものは大変に苦手で。
親戚の家に泊まりに行った夜、みんなでテレビでやっていた「エクソシスト」を観て怖くて寝られなくなったり。

これまた別の親戚の家に泊まりに行き、そのお家で楳図かずお氏の「洗礼」を読んで寝られなくなったり。
(あれ本当に怖くないですか……私のトラウマ漫画です……)

大人になってもまったく変わらずで。
20代の頃話題となり、今もある富士急ハイランドの「戦慄迷宮」。
当時、友人6人で富士急に行き無理やり一緒に入らされ、最初の説明のムービーですでに真っ青、叫びながら一番はじめのチキンウェイから飛び出して脱出、という経歴があります。
……あの、嫌がってるのにお化け屋敷に無理やり連れてった人は罰金、とかなにか条例とか作ってくれませんかね……? 本当に苦手なんだってばー!

それなのに。
それなのに、なぜかゾンビものは好きなんです。

しかも、気づいたのは最近で。ここ1年ぐらいでしょうか? それまでまったく自覚しておりませんでした。

そういえばとよくよく考えてみると、子供の頃、ゴールデン洋画劇場などでテレビでやっていた「バタリアン」のシリーズは毎回欠かさず観ていましたし。
ゲームではバイオシリーズ大好きだし、なぜかゾンビを題材にしているものに心惹かれる傾向にあるな、とこの歳になってはじめて気づきました。

友人に「なんでゾンビもの好きなの? 死ネタが苦手だから? 死を超越した、永遠だから?」と聞かれたことがあり。
その時からずっと「なんでだろう?」と考えてはいるのですが、いまだに答えが出ていません。なんでだろう、怖いのキライなはずなのに?

周囲にゾンビ好きがいないので、ますますわからなくて……。
ゾンビ好きな方にぜひそのあたりを聞いてみたいです。

難しいことは置いておきまして。

それでは今まで読んできたもので、これはいいですよ! ぜひ! というものをいくつかオススメしたいと思います。
(オススメしたいため、できるだけネタバレは避けて紹介していきたいと思っております……できるだけ! うっすらわかったらすいません!)

あっでも今思ったんですけど、ゾンビものって結構皆様お好きなんじゃないでしょうか? 世の中にある作品の量を思うと、求められているのではないかと……!

それではまずひとつめ。


屍鬼 
(小説。新潮社、小野不由美/著)

まずなにから紹介しましょうか、と思って一番最初に思いついたのが大好きな「屍鬼」です。
藤崎竜氏の漫画、ノイタミナでのアニメ化でご存知の方も多いかと思います。あれもとてもよい作品でした! OPがBUCK-TICKとかイカしてる!

夏アニメとして7月に開始、コミケの直前でサークルとしてはなかったものの、突発本を出したサークルさんの列が大行列、完売の嵐だったのをよく覚えています。あれはすごかった!

しかしまずは原作小説を推させてください。
コミック化するよりずいぶん前に読んで、打ち震えました……本当に良き作品です!
文庫本でわりと厚めの全5巻ですが、何度も読み返しております。

厳密に言うと、吸血鬼の方に近いのかもしれませんが「起き上がり」という言葉からあえて「ゾンビもの」にカテゴライズさせていただきたいと思います。

人口の少ない閉ざされた村、外場村。土葬の風習があるこの土地で、不審死を遂げていく村人たち。
まず舞台から自分のツボすぎてゾクゾクします。

この作品で自分が一番心震えたのは、屍鬼となった人々の悲哀でした。
ゾンビというとほら、一般的にウーウー言って追いかけ回してくるモンスターで、意識があるんだかないんだかわからないじゃないですか。
でもここでは、普通の人々が普通に生きているように屍鬼になっていて。
陽の光を避け、なんでこんなことにと嘆くのです。切ない、切なすぎる……!
(あれ、でもこう考えるとやはり吸血鬼もの……? いえ、個人的に! ゾンビものと言わせてくださいー!)

ホラーと見せかけて、実はとても人間味に溢れた哀しいお話です。
コミックス・アニメではどうしても削らざるを得ないため、村人たちの心情や状況などだいぶ簡略化しておりますのでぜひ原作を……!

あ、コミックス・アニメも上記にも書きましたが本当によい作品だと思います! 魅力的なキャラでわかりやすく面白い出来になっているかと!
順番としては、小説→コミックス→アニメがオススメです!

ああ、書いていたらまた読みたくなってきた……!




がっこうぐらし!
(コミックス。芳文社、原作:海法紀光[ニトロプラス] 作画:千葉サドル

萌え×ゾンビという異色な作品。
アニメの第1話で、知らずに萌えアニメと思い観始めて、度肝を抜かれた方が多かったと聞きます。

実は観たのがとても遅く、去年か一昨年にアマプラに入ってきて「わー! これ観たかったのー!」というやっとな感じでした。

ということで、アニメから入りました。
いやーもう……
泣いた!!

絵に騙されてはいけません、しっかりとしたゾンビものです。
OPも、1話ではかわいい曲だなーなんて思ってたのが2話からは「そういうことだったのかッ!」となります。あと、徐々にマイナーチェンジしていくのがじわじわと怖いです。いやまじで。

メインキャラのゆきちゃんも、最初は元気っ子だなあーかわいい! とか思ってたのが、観ていくうちにアレ? これってもしかして……? みたいに気づいてきて、少し狂気すら感じてきたりしてゾクッとします。
面白くて一気に観ました!

ゾンビもので一番気になるのは、「ラストはどうなるのか」。
だって噛まれたらゾンビになって、バイバインの栗まんじゅうのごとく増えていって、外はゾンビだらけで歩くこともできないぐらいになってて、一体この状況をどうやって収拾させるのかと。
本家本元、ロメロのゾンビも「このあとどうするの……?」みたいな終わり方ですし……。

アニメは、たぶん2期を想定していたのかと思われますが、原作の途中のところで終わっています。
こんなん気になりすぎるー! ってことで、原作大人買いしちゃいました。えへへ。

ということで、最後まで読みました。とてもいいラストだったと思います!
設定自体しっかりしてるので、ゾンビものとしてきれいに終わったのではないかと思われます。
昨年発売された「がっこうぐらし!~おたより~」で、アフターストーリーも読めてよかったです。みんながんばったよ……! えらいよ……!

アニメの方が、グッとくる演出になっています。原作とちょっと変えてます。あと動いてしゃべるぶん泣いちゃう!
個人的には、アニメ→原作でよかったなと思います。

実写は観てないです、評判を聞いてこれは観ないほうがいいな……? と思ってやめておきました(笑)



《番外》アイアムアヒーロー
(コミックス。小学館、花沢健吾/著)

ゾンビ好きとしては、一度は読んでおかないと! と思い先日読み終わりました。(遅)

おおお……もうなんと言ったらいいのか……!
「番外」とつけたのは、手放しでオススメしてよいものか悩んだせいです。うーんうーん。

いやあの、面白かったです! 気になって気になって、とにかく早くラストを! とグイグイ読みました!
「がっこうぐらし!」で書いたように、やはりゾンビもののラストは気になりますし。

ZQNというゾンビがはびこり、世界中が侵食されていく様は惹きつけられました。「そういう仕組みなの!?」と驚き、エヴァ世代のエヴァ脳としては「人類補完計画……!」とか思いましたし。

しかし最終話近くと最終話で気づかされました、これはあくまでも「鈴木英雄」という人物を描いた作品なのだなと。
つまり、ゾンビものとして読むと「ええー! スッキリしなーい!!」となっちゃうのではないかと……。というか、なりました……。

当時も賛否両論だったと聞きました、たしかにあれだけの期待があって読み続けて最後があれでは、肩すかし感満載かと……!

主人公を描いた作品としては、なるほどと思いますし素晴らしいと思います。行動のひとつひとつがとてもリアル。
ゾンビものとして読むのであれば、ちょっとモヤる覚悟をした方がよいかもしれません。
うーっ結局どうなったんだあー!

実写観てないです、どうなんでしょう? 面白そうな気はするんですが……。


《番外》ゾンビランドサガ/ゾンビランドサガ リベンジ
(アニメ。1期:2018年10月~12月、2期:2021年4月~6月。制作:MAPPA)


書籍ではないのですが、さらなる番外として推したいのは
アニメ「ゾンビランドサガ」です。ゾンビがアイドルになる、というこれまた異色作品。

もうホント……かわいい……フランシュシュがかわいすぎてつらい……!
アルバム鬼リピしてましたし、2020年に行われるはずだったファーストライブも当選してやったああああ!! 絶対行く!! って大喜びしていたのにコロナで中止になり……。泣く泣く払い戻しした、あの時は本当に悔しかった……!

若い男子の中にオバチャンが入るのは躊躇しましたが、どうしても行きたくて。
大丈夫なように、旦那さんをカムフラージュに巻き込んで「私は付き添いですけど?」みたいな顔をして行く予定だったのにー!!
(2021年の2回目はダメでした……)

ゾンビランドサガ、曲がすごくいいんです。
「アツクナレ」とかカラオケで歌いながら泣きそうになります。
みんな健気でかわいらしくて。

ライバルに「アイアンフリル」というアイドルグループがいるんですが。
その子達の歌もとってもかわいらしいんです。
でも、アイアンフリルが歌う恋の歌に対して、フランシュシュが歌うのは思いきり生きたいという叫びの歌。
その対照的な歌が、コメディ作品であるにもかかわらず、切なさをにじませているようにも感じられました。

2期「ゾンビランドサガ リベンジ」でひさしぶりにフランシュシュが観られて、謎の終わり方して(笑)次は劇場版!
めちゃくちゃ楽しみです、観に行くぞー!

ちなみに純子ちゃん推しです。かわいいいい!!



さて長くなりました。
オススメといいながら番外が2つも入っているし、なんとなくぼんやりした感想で、まったく参考にならなかったら申し訳ないです……。

あっ、あと今ラストを楽しみにしているのは
「ゾン100 〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜」
(Web漫画、コミックス。小学館、原作:麻生 羽呂 作画:高田 康太郎)

です。
ラストどうなるのかなーっ楽しみ!


もちろん「ウォーキング・デッド」もラスト楽しみにしておりますです!
夢中になって観てましたよーどうやって終わるんでしょうね、アレ!

また、オススメのゾンビものがありましたら、ぜひとも教えていただけますと大変に喜びます。なにしろ、ゾンビ好きと自覚したのが最近なもので……。

今回は書籍編でしたが、今度はゲームや他のものでも書けたらなあと思います。

それでは、また!


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