#8 I'm survivor
YouTubeのおすすめに突如現れた二階堂ふみさん。
某占い番組に出演された映像のキリトリだった。
幼少期に両親が離婚し、
お風呂のない家での生活が始まった時のことを
不完全な家
と表現していた。
このまま地元に居続けたら
自分が壊されちゃうと思った。
とも語っていた。
『壊れる』ではなく
『壊される』だ。
彼女もサバイバーだったのか…。
四半世紀以上前、私も同じことを考えていた。
「このまま地元に居続けてはいけない」
とにかく、それだけは明確だった。
田舎のしがらみや体裁は
いとも簡単に子どもを蹂躙する。
だから、家を出たかった。
ここ数年で、虐待の分類が詳しくなってきて
その中に
「面前DV」というのがある。
まさに。
うちの両親。
酒乱気味の父と
共依存だめんずメーカーの母
ある意味最強の組み合わせ。
子どもが楽しみにしているプレゼントを開ける前に取っ組み合いが始まり、最終的には真冬の屋外に母子4人が放り出され、母実家の迎えを待つクリスマスイブとか。(なので、今もイベントにはまったく興味がない。)
明日で10歳♡と、
わくわくしながら眠りについたけど
怒鳴り声とガラスや物が割れる音で目覚めた誕生日とか。(おかけで、つい数年前まで誕生日が近づくと鬱っぽくなっていた。)
最小の社会であるはずの家が
こんな感じだった。
安心できぬ。安らがぬ。
小学5年頃から
不眠と頻尿が始まった。
常に眠りが浅かった。
父が酔って帰って来たら、自室で息を潜めて様子を伺う。
帰宅して30分揉めなければ、セーフ。
そこから眠りについた。
そんな暮らしは中2まで続いた。
中2の期末テスト前日に、
この生活が呆気なく終わったのだが、
そこから先がややこしく面倒臭いオトナの事情に翻弄された4年を過ごし、
高校卒業と同時に
家を出た。
気分は「ショーシャンクの空に」だ。
映画をみた時に、家を出た自分と重なった。
私、懲役18年で出所。
仮釈放(大学を卒業したら家に戻る約束だったので。帰る気なんてサラサラなかったけど。)
そんなこんなで
面前DV
機能不全家族
共依存夫婦
が日常の環境から脱出した。
生き直そう。
こびりついた、
大人が勝手に貼ったレッテルを剥がして。
たぶん
家に残ることは
私にとって
終身刑を意味することだったのかもしれない。
昔、その一部始終を聞いてくれた人がいて
「本が書けるね」と言われたことがある。
本は書かないけど、noteは書こうと思う。
こんな話を淡々と書き綴れるようになるまで何年かかっただろう。
そこに至るまでも、
悪気ない誰かの一言に傷ついたり
怒ってみたり
拗らせ全開で生きてきた。
よく死ななかったな。
でも、死なないなりの出会いや支えもあった気がする。
そんなことも書いていきたい。
I'm survivor.
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