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#6 家電に花咲く蝶が舞う

突如流れてきたInstagramの広告にココロオドル。

そういえば、
昭和の頃、いわゆる白モノ家電は花柄が主流だった。
炊飯器
魔法瓶(ポット)など、食に関係する家電は花柄だった。

この広告の柄は
どちらかというと北欧系で、今時にマッチするようなモダンテイストが見え隠れしてるけど、
当時は、モネとかセザンヌのような印象派みたいな花柄が主流だった気がする。

両親が家電品販売の小さな店を営んでいたので、
そんな花柄に囲まれて育った。

そんなある日…
花柄ではなく、蝶:パピヨンがあしらわれた洗濯機が登場した‼︎

ネットで探してみたら…
画像があった!

ナショナル(現Panasonic)の洗濯機「うず潮」

当時すでに「世界のハナエモリ」としてファッション業界に君臨していた森英恵さんのアイコンとも言うべき「蝶:パピヨン」をあしらった家電品が登場したのだ。

コドモゴコロに蝶の柄の洗濯機のCMをみた日には「そこまでやるか」と思ったが、当時はそれが先進的でスタンダードだったんだろうな。

女性の社会進出は夜明け前。
男社会真っ只中。
男だけの企画会議で
会議室でタバコの煙に塗れて
おじさん達が思いついたんじゃないかと
勝手に妄想してみる。
絶対そうに違いない。

だって、パピヨンあしらってるのに、
洗濯機の製品名が「うず潮」だし、


それが1977年。
日本で映画「ロッキー」が公開された年らしい。
イーグルス「ホテルカリフォルニア」がシングルとして発売された年らしい。
日本ではピンクレディとキャンディーズで大盛り上がり、
ジュリーの「勝手にしやがれ」
狩人「あずさ2号」
石川さゆり様の「津軽海峡冬景色」
松山千春「旅立ち」
オフコース「秋の気配」なんかも1977年に生まれたようだ。

なんか既に華やか。
THE昭和。

当時リアルで記憶にあるのは、ピンクレディとキャンディーズとジュリーと狩人と津軽海峡冬景色。
この方々のこの曲は、カラオケでフルコーラス歌えると思う。

それくらい、
皆が何の疑問も持たずに同じものをみたり、聴いたりしていた時代。

あの頃に戻りたいかと尋ねられたら、戻りたくはないけど、チラ見くらいはしたいかもと答えるかも。

「懐かしい」という感情は不思議だ。
なぜかテンションが上がる。ココロオドル。

ただし、自分自身とは少し距離があるくらいの懐かしいが私には心地好いかな。

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