見出し画像

#17 虎に翼からの回顧〜空に唾を吐いても〜

虎に翼の新潟編 
ちょうど8月初旬頃の放送回。

地域は異なるけど、
雪深い裏日本の田舎町
いるいるー
あるあるー
わかるーの連続。

家単位あるある

地域の有力者を中心に構築されるヒエラルキー
田舎の「家ガチャ」。
経済力、政治力、影響力それぞれの序列のもとに
コミュニティが成立していた。

そこら中知り合いだらけで、
帰省したと誰かに連絡する前に
「見かけた」で話がまわる。
注)ネットやLINEが登場する前の話。目情が全て。

高橋克実さんと田口浩正さんが演じる杉田兄弟みたいに兄弟や家族で仕事をする家業を営むというのは、今以上に当時はデフォルト。
「家を継ぐ」という会話や意識は、今もあると思う。(あんまり首を突っ込んでないからわからないけど、今の40代くらいまでは確実に晒されている。)

〇〇さんのところの⬜︎⬜︎ちゃん

と呼ばれる。
個人ではなく
家単位で扱われる。

そう考えると、学校って初めて自分を一個人として扱ってくれた場所で
学校の先生は、初めて自分を個人として扱ってくれる集団だった。
ただし、それは「学区」という行政のキリトリから離れた高校からの話。

進路あるある

その年の農作物の出来具合次第で
農家は収入が変わる。

私が高校三年生の秋
収穫期真っ只中
台風が直撃した。
進学予定だった子が
急遽就職希望に変わった。

誰も悪くない
貴方も悪くない

将来を志しても
まず
経済力資金力という壁に
いとも簡単に撥ねつけられてしまう。

この国は
端から人間の可能性を狭めることに長けている。
第一次産業を大切にしないこの国は
自らの未来を狭めることに長けている。

いろんな人が
いろんな生き方を選択できない国になっていく
ますますなっていく


#虎に翼
#ドラマ
#ドラマ感想文
#エッセイ
#回顧
#格差
#地域格差
#個人
#家
#家族
#進路
#生き方
#自然災害
#第一次産業
#選択肢
#怒り
#空に唾を吐く
#さよーならまたいつか







いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集