『つながっていいとも』木曜日 第13回 ブンブン鈴木さんと語る「『ゴルフ』の悩みを解決する楽しさとは?」
「つながっていいとも」とは
今年の5月30日に、電子チケット会社「Peatix」主催で配信した24時間オンラインチャリティイベント『HELLO, NEW NORMAL」の中の1コーナーのスピンアウトです。
「オンラインでも出会える!話せる!つながれる!」をモットーに、「新しい時代のつながり方」を実践されている方をお招きし、18分間おしゃべりする企画です。
配信は、あの伝説の番組の名物コーナー同様、ゲストに次のゲストをご紹介いただいてシメ、となります。
そして気づくと、3ヶ月を超えていました。
6月第1回の6curry渋谷店店長の新井一平さんは、僕の友達でした。そこからは、ゲストの方に次のゲストをご紹介いただき、ここまで来ることができました。ありがとうございました!
そんな3ヶ月越え記念のゲストは、ブンブン鈴木さんです。今日は、始まる時には想定していなかった「ゴルフをしない人にも聞いて欲しい、迷いを抜け出し、物事がうまくなる話」になりました。
第13回ゲスト ブンブン鈴木さんとは
そんな3ヶ月越え記念のゲストは、ブンブン鈴木さんです。
ブンブンさんは、一般的にいうとゴルフのレッスンプロ、僕が思うにはゴルフを教えるプロ、ご自身は「ゴルフの発明家」という方です。
経験と実績が…すごい量!
1999年、信州大学入学後、ゴルフを始める
2002年 在学中、アメリカゴルフ留学を経験。K.J choi のコーチ(当時)フィルリットソンに師事
2003年から2005年 オーストラリアへ2年6カ月 ゴルフ留学。AHPGA ゴルフアカデミーで、エイミーヤン(2017年4月 世界ランク8位)らとともに、最先端のゴルフ理論、ゴルフメンタルトレーニングを学ぶ
ここからプロ、そして、発明家へ!
2004年 gto(日本ゴルフツアー機構)認定ツアープレーヤー転向
2005年 鈴木健一ゴルフアカデミー 設立
2006年 ゴルフドリームの専属プロとして、レッスン記事掲載
2007年 週刊ゴルフダイジェスト 全国すご腕レッスンプロに選ばれる
2010年 健導会 骨格矯正整体師、スポーツコンディショニングトレーナー取得
2013年 JGTOリオデジェネイロ五輪にJGTO強化合宿に選出される、宮崎シーガイアリゾートでの合宿に参加、4スタンス理論の廣戸先生よりトレーニング理論
2015年 ツアープレーヤーとしての活動を休止し、フリーランスのゴルフコーチを始める
2016年 社団法人日本プロドラゴン協会 日本飛距離アッププロジェクトに参加。
2017年 ブンブンヘッド発売
2018年 ブンブンシリーズ 発売
現在、全国からツアープロ、レッスンプロ、アマチュアゴルファーが松本を訪れ、指導にあたっている。
こんなブンブンさんとのトーク、スタートです!
中学まで野球をやっていた。しかし、下手だった。惨めだった。なので、物事がうまくいかない人の気持ちがわかる。中学の時点ではやったことはなかったが、ゴルフだったら上手くなるかもと思い、中学の卒業文集には将来の夢をプロゴルファーと書いた。
大学でゴルフサークルへ。思いのほか、上手くなった。
就職先が決まっていたが、卒業が近づくと地元の企業の社長たちに「鈴木くんはゴルフがうまいから、ゴルファーになれよ」と勧められた。
会社は合わないと思い、就職を辞退し、オーストラリアへゴルフ留学した。帰国後は「食えないプロ」へ。2000万かけてツアーへ行き、獲得賞金30万という生活だった。
レッスンプロへの道
ゴルフツアーと同時に24歳からレッスンプロを始め、15年ほどになる。
中学の時の経験から、上手くいかない人が上手くいくにはどうすればいいかを考えるのが好き。それを追求したくて、日本中でスポーツをうまくなるために学べるところを訪ね、整体、物理学などを学ぶとともに、新しいメソッドの研究、開発を進めた。その中で道具を作ってアマゾンで販売したりしている。
「うまくなる」とは?
(人はなぜ、強くなりたいのか?との問いに)その問いは大事。自分が試合に出ていた時は「うまくならなくちゃ」と、手段と目的が逆転していた。義務感だった。
まず「楽しい」からゴルフをやるように心がけている。うまくなることが楽しい。変化していくことが喜び。うまくなることが目的になると、過程が辛い。それがもったいないし、嫌いになってしまう。
うまくなることを、目的にしすぎない。自分らしさを大事にし、気持ちよくうまくなるようにはどうすればいいかを考えている。
目指す楽しい状態があって、かつ、今も楽しい状態であることが大事。
今と達成した時の感情が同じだと、急激に上達していく。
「うまくなる」には?
うまくない状態で、目指すものと比較するからうまくない、と思ってしまう。それでも始めた頃よりは、うまいはず。今、できていることを見つける。今が楽しいという状態が大事。
できないところ探しになると、どこまでできているか分からなくなる。
そこから抜け出すためには、まず褒める。
自分はゴルフでイップス(精神的な原因などによりスポーツの動作に支障をきたし、突然自分の思い通りのプレー(動き)や意識が出来なくなる症状のこと(出所:wikipedia))になった。ボールに当たらなくなった。
すると、当たることに感動するようになる。素直にそう思えるようになった。そのくらいことから、嘘じゃなくて本当によいことを見つけて、褒める。
自分がどこがうまくなったか、コーチなどに見てもらうとよい。得意なことやいいところを、自分自身で無理やりでも探してもらうようにする。
(一人でやり続けるのは大変では?)この人に習うと楽しい、困った時に相談できる人がいるといい。ゴルフでは出会えなかったが、人生ではそういう人を見つけた。出会いはこういうオンラインのつながりで得た。ちょっと勇気を出して関わってみて、関係を作った。このコロナ禍は、走ってきたけど、立ち止まるタイミングだった。疑問が生まれ、立ち止まれた。チャンスだ。
恐れが原動力。
結果が出ないから頑張る。不安だから、お金が欲しい。怖いから成功したい、馬鹿にされたくないからうまくなりたい。コロナのように止まると、怖さだけ出てくる。そしてイップスになった。当てるので精一杯。初心者よりちょいうまいくらいまでのレベルまで、下手になった。
その状態を抜け出すために、2つやった。一つは技術的なこと、一つはメンタルなこと。
技術的には、いい時の感覚に戻すために道具を開発して使った。
(メンタル的には)自分が何を怖がっているか考えた。怖さを押し殺して生きてきた。試合中は押し殺していた。押し殺さないと、どんどん怖さが出てくる。その怖さを押し殺さず、そのまま感じ、味わうようにした。弱い自分、情けない自分、その感じを表に出す。やり方をオンラインで出会った師匠、武田早雲さんから学んだ。自分の感情を大事に。ダメな自分も大切な自分である。
第14回のゲスト 小澤清和さん
小澤さんの周りには、いろんな人が集まり、出会いが生まれる、ゲストハウスオーナー。出会いのきっかけは高橋歩さんの講演会。それを小澤さんのゲストハウス(タビシロ)が企画し、お手伝いのお声がかかり、その後、タビシロさんに飲みにくいようになったり、サウナ仲間になったり、という関係。
MC後記
僕は2つ苦手なことがあります。一つは車の運転、もう一つはゴルフです。
そんな僕がブンブンさんと何をお話しさせていただこうかな…と思いながら、上にもリンクを貼った自己紹介動画を見ていて気づいたことがあります。
それは「ブンブンさんは、ゴルフがうまくなりたい人の悩みを解決すことが好きな人だ!」ということ。その中で「楽しむこと、好きになること」の大切さもお話しされていました。そこで対象をゴルフに限らず「物事がうまくなるとは」そして「うまくなるには」をお伺いしよう!と思って迎えた本番でした。
この人に習うと楽しい、困った時に相談できる人がいるといい。
ゴルフでは出会えなかったが、人生ではそういう人を見つけた。
ブンブンさんが本番中にお話しされていたその人と、まさしく出会えた気がしました。ブンブンさんをご紹介くださった第12回ゲストの小野雄慈さん、そして、この「いいとも」という企画に、大感謝でした。
改めて、ブンブンさん、ありがとうございました!来週の小澤さん、よろしくお願いします!ということで、来週もみんな見てくれるかな??