講義「組織開発とコミュニティ」@YOXOイノベーションスクール
昨日、盟友の島田由香さんとともに、YOXOイノベーションスクール第2期で「組織開発とコミュニティ」をテーマに、2時間の講義+1時間の延長戦の質疑応答で、お話しさせていただきました。
「YOXOイノベーションスクール」とは
「世界を変えるビジネスを横浜から創出する」…この壮大な目標のもと、同志の伊藤羊一学長の元で開講された「YOXOイノベーションスクール」。
第1期は1月から3月にかけて行われました。
■スクールのゴール
9回の講義とその間のメンバー同士のやり取りの後、10回目の講義で新規事業などの企画発表を行うこと。もちろん、その発表内容を実現するこそが成果だと思います。
■講義内容
羊一さんによるプレゼンやロジカルシンキングなどの考え方の話を皮切りに、事業計画立案、ファイナンス、法律などの知識や、起業経験のある先輩方の話に至るまで、実践と刺激に溢れる内容です。
羊一さんからお声掛けいただき、由香さんと共に、6回目にあたる2月19日に「組織開発とコミュニティ作り」をテーマにお話しさせていただきました。
HPの開催報告によれば、受講生の皆さんは「大変印象に残った」ようです。
第6回は、講師と受講生、受講生同士のやり取りを多分に取り入れながら、組織やコミュニティについて学ぶ講義を行いました。オリジナリティ溢れる2名の講師が、講義内容とともに大変印象に残ったようです。
この流れで、7月から9月にかけて行われる第2期でも、ありがたいことに由香さん&G2コンビに、再びお声掛けいただきました。
今回の講義の内容は、受講生の皆さんのツイートなどのアウトプットをご参照ください!!
羊一さんがきっといつも通り、アウトプットするように講義でお伝えになられているでしょうし、事務局からも由香さんと僕からも「アウトプット」をと呼び掛けたので #YOXO_IS2で 、TwitterやFacebookなどで、ツイートされると思います。
このnoteでは、講義の流れと講義の始め方、そして、終わり方の代わりに印象的だった「質疑応答」を共有します。
講義の流れと始め方
いつも通り、ゴール・ゴールまでの流れ・臨む際の留意点の共有からスタート。
■今日のゴール
この3つについて考えるきっかけを共有することでした。
①(主に社内)組織開発のポイント
②(主に社外)コミュニティの作り方
③この2つの苦労とその乗り越え方
■今日の流れ
このゴールに向けて、まず由香さんに「組織開発」の話、ブレイクアウトを挟んで、G2から「コミュニティ」の話、また、ブレイクアウトを挟んで、まとめ、としました。
「ブレイクアウト」は講義開始前の講師陣の打ち合わせ時に、羊一さんからぜひ実施を!と言われていたもの。由香さんも僕もブレイクアウトが大好きです。なぜなら少人数でゆっくり、安心して話ができるから。
僕が幹事をする時に心がけていること、それは参加された方が一度は「主役感」=その場を作ることに貢献した感を味わえること。参加している間に言葉を交わすことで、その「貢献」感を得られます。
僕がブレイクアウトが好きな理由の一つは、これです。
■講義の始め方
冒頭に「お断り」として「とにかく反応!」をお声掛けしました。
画面越しだからこそ、うなずく・笑う・首をふる
手で○や×・体を揺する
チャットを書く…などなど「反応」を!
とは言え、始まって3回目の集まり。なかなかやりづらい。
そこで、由香さんと相談し、このような「感情表現バーチャル背景」を講義冒頭でプレゼントしました!
自分の感情を、こんな感じで体を動かせば画面越しに伝わる優れもの!
そして「アイスブレイク 」!画面越しにハイタッチ!
オフラインの集まりのスタートであれば、左右両隣の人と笑顔で目を見て、握手をして「よろしくっ!」とご挨拶から!これは、目と目が合うと脳科学的に報酬系を刺激され満足度が高まり、身体接触があると「安全安心感」のもとの「オキシトシン」が分泌されるためです。
そして「なぜ、自己紹介をする必要があるのか」を確認した上で「自己紹介」。「自己紹介をする理由」は、コミュニティでの「安全安心」を確保するためには「どんな人間がわかるようにしないとうまくいかない」から。
そこでこの3つを共有する自己紹介のために、早速ブレイクアウト!
僕もブレイクアウトで自己紹介に参加させていただきました。
そこで伺った○○はこんなことがありました。いずれもコミュニティ運営では気になることばかり!その後の講義の中で盛り込むようにしました。
オンライン時代の信頼関係の築き方
コミュニティの続け方や盛り上げ方
世代の違いを超えたコミュニケーションの取り方
質疑応答
ゴールへの3ステップを経て、あっという間に21時が到来。
一旦閉めたのち、残れる人で質問がある人とのやりとりに移りました。
そこで出た質問の一つが、こんな感じでした。
自分も由香さんのように「軸」を持って生きたい。
しかし、流されてしまう。どのようなプロセスでそこに至ったのですか?
由香さんから幼少期の出来事と、その時の自分の心の動きが語られました。その後に、質問された方とのやり取りを踏まえて、由香さんがその方に2つ、アドバイスをされました。
「その痛みを感じきること」
①泣く:水に流す。
②話す:信頼できる人に話す。
③書く:ジャーナリング。PCやスマホでなくペンでノートに。
もう一つは、「ハーバードの人生を変える授業」でおなじみ、ポジティブ心理学の大家で由香さんの同志であるタル・ベン・シャッハー博士もご推奨のこのワークです。
この「3つのワーク」は相当印象的だったようで、他の方もツイートされていました。
最後にーYOXOをコミュニティにするためにー
この第2期も素晴らしい機会をくださった羊一さん、いつもありのままに楽しい時間を一緒に作れる由香さん、ありがとうございました。
この状況で講義を準備され、運営されている事務局の治田さん、中川さん、高瀬さん、そして受講されている皆さん、ありがとうございました。
このYOXOを「コミュニティ」にしていくことに、僭越ながらご助言申し上げるとすると、まず「旗」の共有をお勧めします。
「世界を変えるビジネスを横浜から創出する」という「旗」を改めて明確に掲げ、それがなし得た状態をこのYOXOに関わる人達の頭に「同じ動画」が浮かぶくらい共有することです。その方法は、みんなで語り合うもよし、治田さんから話すもよし(その際は、事前に羊一さんとすり合わせを!)
その「旗」が共有されれば、そこに向かう活動は各自が起業や新規事業を立ち上げること、今はそれに必要な心構えや考え方と、知識や技術を習得することに集中すること、という「活動」が見えてきます。
するとその「活動」を行うための「役割」が、自発的に分担されて、行われると思います。参加者の皆さんは「事務局に頼らず、自分たちでできることは自分でやる」ようにすると、この場の「自分ごと感」が高まります。
また、イノベーションを起こそう!という人たちの集まりですから、簡単に活動が決まらなかったり、役割分担で積極的ある人が多いあまりに「船頭」が多くなるかもしれません。
ここで、思い出しましょう!
この「#YOXO_IS2」が目指すべき「旗」を。目指すは「自分の船」の船長!この「#YOXO_IS2」で船長を目指すのも一案ですが、まずは自分の船作り、そして同時に、仲間の船作りの手伝いを!
「コミュニティ」の講義の中でもお話ししましたが、人がコミュニティにいることに価値を感じるのは「コミュニティ感覚」が味わえている時です。ぜひ「貢献」を通じて「プラス」の波及を!
なお、この手の活動に「失敗」はありません。なぜならば、動き出した前と後で、必ず変化が起きているからです。各自の目指した状態と、終わった時の状態に「乖離」があるかもしれません。しかし、それも「目指した」という行動がないと、生まれません。後退はなく、前進のみだと思います。
皆さんの起業や新規事業、そして、このYOXO第2期が、より良いコミュニティになりますよう!