初心者塾講師が考えていたこと
お越しいただきありがとうございます。
受験コーディネーターの廣川です。
26回目の投稿です。
今回は、塾講師をやっていた時に、何を考えていたのかを書いていこうと思います。
授業の進め方
以前に書いた通り、自分は塾に通ったことがなく、授業で知っているのは学校と予備校くらいでした。そこで、学校の授業よりも予備校の授業を参考にしようと思っていました。それは、生徒たちは学校へ行って授業を受けていて、さらにお金を払って、塾で同じような授業を受けさせるのはどうなのか、と考えたからでした。まあ少なからず学校の授業が分かりやすいとは思えないので、自分がプロ講師だと感じた予備校の講師に近づければ、生徒たちにとって良い授業になるのではないかと思っていたからなんですが。
雇ってもらっていた学習塾は、教科書を中心に進めて行く学校と同じシステムでした。塾用のテキストが各教科1冊ずつあって、それを授業中の練習や宿題にしていました。
当初の担当は数学と理科で、週に1回の授業なので、学校の授業1週間分以上を進めなければいけません。そうなると、必然的に教科書通りに進めていたのでは間に合わず、内容を省略しなければならず、「定期テストでは、こうに聞かれる」「入試では、この問題は何回も出ている」のような直接点数につながる説明になりました。
とにかく問題練習に時間を使いたかったので、自分も定期テストを研究しましたし、毎回、担当教科以外もすべてテストの問題を確認していました。今でも生徒の問題用紙は確認していますから、300回分くらいは見ているでしょう。
さらに、問題練習はテキストを塾でコピーして、何回もやってもらうし、全員が理解して計算しているかを確認するためにも、丸付けも自分がしていました。
授業の付随
説明する時に、黒板にチョークで計算式を書きますが、自分のやり方では途中式をしっかり書くので、他の教室よりチョークがすぐに無くなるし、さらに教室の一番前の席が真っ白になるので、ちょっと良いチョークに変えてもらいました。もしかしたら、「授業で白くなる」とクレームが入ったかもしれません。
それと学習塾は1コマが2時間半で休憩がありませんでした。さすがに生徒の集中力は持ちませんので、途中で関係のない話をして、少し笑わせて(あまり爆笑までさせてしまうと他の教室の迷惑になるので、あえて抑えて)集中力が回復したくらいで、次に進んでいました。
何年も経って、久しぶりに生徒に会うと、その関係のない話を良く覚えていて、覚えてほしかったのはソレじゃないんだけど...と恥ずかしくなります。
理科は
一方、理科はテキストを中心に進めていきました。塾では実験は出来ないので、実生活で身近に感じられる話をしたり、スポーツ用品などを使って、天体などをイメージしやすくしていました。理科は入試対策のおまけほどの時間しか使えなかったので、問題を解くことをメインに進めて、あとは定期テスト前の対策で確認をしていました。もちろん、こちらもテストに出ることを中心にやっていました。
生徒は、いくつかの学校から来ていたので、それにも各学校対策を考えていました。さすがに教科書が違う場合は、大変でした。
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最後までお読みいただきありがとうございました。