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読書と計算で復活したお話

 お越しいただきありがとうございます。

 受験コーディネーターの廣川です。

 41回目の投稿です。

 今回は、読書と計算により復活出来た、自分のことを書いていきます。


 以前にも書いたのですが、恥ずかしながら中学一年生の時には、家で勉強したのは一年間で数十秒だけでした。当然ですが成績はとんでもないことになっていました。

小学生の頃

 しかし、それから数年さかのぼり小学生の頃はというと、毎日宿題をして、授業にも積極的に取り組んでいました。その頃の優先順位は

  1. 友だちと遊ぶ

  2. 読書

  3. お笑い(テレビ番組)

  4. 計算

と、こんな感じでした。

 小さい頃から本や図鑑が大好きで、常に手元に何か書籍がありました。小学生になると友だちと遊ぶことが楽しくて、毎日遊んでいました。自分が育った地方でも、小学三年生くらいになると、習い事をする子が増えてきました。自分も書道教室には行っていましたが、それも友だちに会うために行くと言った感じでした。

 そのころには算盤教室に通う子も出てきて、授業で計算力を発揮し始めます。すると、母が「クラスの誰か(算盤教室に行ってる)に計算で負けたら、あなたも算盤教室に通いなさい。」と言い出しました。友だちと遊びたい自分は『算盤教室に行ってたら、遊ぶ時間が無くなっちゃう。これは負けられない。』と宿題の他に計算練習をするようになりました。あとから考えれば、クラスで負けたところで、それを母が知る手段は無かったはずなので、あそこまで必死にならなくても良かったのですが、これが後に自分を助けてくれることになります。

 さらに五年生になると、近所に学習塾が出来ました。一緒に遊んでいた友だちがみんな行き始めて、中々遊んでもらえなくなりました。さすがにみんなが行き始めたので気になり、塾とはどういうところなのか、学校の休み時間に聞きまくりました。

 するとどうでしょう、みんなが口をそろえて言うには

学校みたいに授業を受けるんだよ。

えっ? 学校みたいに? さらに詳しく内容を聞いていきます。

 結果は、ほぼ学校! だったら、わざわざ通う必要はないし、せっかく学校が終わって自由になったのに、お金を払ってさらに不自由になるなんて考えられない。そう思ったので塾には通いませんでした。10年後に講師として通うことになるのに。

 そうなると、学校から帰ってきても、友だちに遊んでもらえないので、読書熱が再燃することになります。五年生で400冊以上、六年生では800冊ほどを一年間で読みました。そのときに書籍名、作者、内容を簡単に書いて提出すると、シールがもらえて、それを教室の後ろに貼ってある表に貼っていくと、クラスメートが褒めてくれました。それで調子に乗って読んでいました。

中学生の頃

 そんな小学生時代を経て、中学一年生になると、優先順位は

  1. 野球

  2. お笑い

  3. 音楽(ラジオ)

となり、勉強はランク外に沈んでいきました。

 そうなると、定期テストの順位もどんどん下がっていきました。それでも、小学生の頃の読書と計算で、国語、数学、理科は平均点付近にいましたが、英語に関しては、まったくわからない世界のトップを独走していました。三学期のテストでは、とうとう12点を取りました。しかも、これは4問に丸が付きましたが、選択肢がたまたま当たったということで、解答したのではなく、回答しただけでまったくわかっていませんでした。

 これを二年生の一学期の三者面談から勉強をして、二年生のうちに英語のテストで満点を取ります。今度はちゃんと理解して解答してです。どうやらこれも読書が威力を発揮していたようです。とにかく文章を読むことが、苦にはならなかったことが大きいですね。生徒を見ていて感じるのが、問題の解説を読むことに苦戦している姿です。読むことが難しく、理解までたどり着かないのです。

 ということで、読書と計算で復活出来た当事者として、生徒にも同じように復活を促して、あるいは成績の伸びを促進する手段として伝えています。ただ残念ながら、読書力が低いとかなり厳しいのが現状です。

 ぜひ小さい頃から読書の習慣をつけてください。



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最後までお読みいただきありがとうございました。

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