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UnityでSpatialのメタバースワールドを作る6-テレイン(Terrain)に草木を植えよう-

前回までの作業で、メタバース用の500m×500mの地形ができました。

Terrain(テレイン)で作成した地形

このままでは、何もない地面が広がった状態なので、今回はこの地形に草と木を植えてみましょう。


と、その前に、一度このワールド地形の状態を、「Spatial」のテスト用ワールドスペースで確認してみたいと思います。

SpatialのアカウントとUnityのリンクはすでに終わっている前提ですが、もし、このページから見て、設定方法がわからない方は以前の記事をご覧ください。

*Spatial(スペーシャル)の設定方法はこちら↓

サンドボックスでワールド(スペース)を確認する

Test Sceneのボタン

一度、今の状態のまま右上の「Test Scene」をクリックして、テスト用の「サンドボックス」を立ち上げてみます。

そうすると、写真の様に、いきなり空中を落ちていってしまいました。

空中を落ち続けるアバター

Unityで設定した、Entrance Point(エントランスポイント=初期の出現位置)の場所にアバターが現れるので、このように、当たり判定のあるCollider(コライダー)が出現位置の下に無いと、地面を突き抜けて空中を落ち続けてしまいます。
確認が終わったので、サンドボックスのページは、タブにある×で一度閉じておきます。

このサンプルワールドでは、Terrain(テレイン)にすでにTerrain Collider(テレインコライダー)が入っているので、地面の設定変更はありません。しかし、他から3Dデータをインポートした場合はコライダーを設定する必要があるので注意してください。
今回は、Entrance Point(エントランスポイント)をTerrainがある場所に移動させるだけで設定完了です。

Entrance Point(エントランスポイント)の位置を変える

Unityを初めて使う人の場合、どうやって動かせば良いのかもわからないかもしれませんが、慣れるととても簡単です。

Hierarchy(ヒエラルキー)タブの中にある「Entrance Point」をクリックして選択します。
そうすると、Scene(シーン)上に赤青緑の矢印が現れました。
動かしたい方向の矢印をマウスで左クリックしたまま動かします。
この座標は、右にあるInspector(インスペクター)タブの中にも表示されているので、数字を直接入力しても移動できます。

オブジェクトの座標位置のカーソル
直接座標を入力

もし、矢印がSceneに表示されない場合は、左端上から2番目の十字のアイコン(Move Tool)をクリックして選択してください。
また、画面表示の上下左右のアングルを変えるには、Sceneタブの右上にある、中心に四角の付いた十字のマークの四方をクリックすると、向きを変更できます。

移動後の位置(参考)

そのほか、マウスで中央のスクロールホイールを押したまま動かすと、画面の位置を変更できますし、スクロールホイールを転がすと遠近が変えられます
まずは、操作に慣れるためにも、まずはEntrance Pointを移動させてみましょう。

地面がある場所の上にEntrance Point配置した後、左上のFileからSaveを押して、ここまでの変更を記録します。
Saveしたら、もう一度、「Test Scene」ボタンを押してみましょう。

Entrance Point(エントランスポイント)の位置が適正なら、写真の様に地面の上に着地できます。

サンドボックス

Terrainに使える木のUnityアセットをインポートする

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