絶対軽量計画③ ~ 食事
あらすじ
職場の先輩の誘いで週末ランに帯同。
軽い気持ちで参加した筆者であったが、仲間を得た先輩を本気にさせてしまい、毎週末のランと、筋トレ生活が始まった。
これまで独学で痩身に取り組んできては失敗してきた筆者だったが、有識者である先輩のマンツーマン指導により、気づけば
「実効性があり」「毎日続けられて」「やめられない」
という仕組みを作ることができた。
コロナ分断!?
しかし程なく週末のルーティンは中止になってしまう。職場の同僚である我々はコロナ感染拡大により「濃厚接触」を払拭せざるを得なかったのである。
…ということで自主トレ期間に入った。早起きが苦手だった僕は徐々に妥協をはじめ、走らないことこそ殆どなかったが、極めて短距離で済ませたり、自分なりに都合のいいコースを開拓するなどしてやり過ごしていた。
今まででいけばここで挫折して終わるというのがお決まりだろうが、そうはならなかった。
いや、「そうさせられなかった」というのが正しい。
今日の晩飯は?
夕刻になると頻繁に先輩からのLINE通知が鳴った。
本日の夕飯レビューの時間である。
師曰く、「走って余分な水分を抜いたら、あとは筋トレとリバウンドしない食事管理」であると。
先輩は食に対する知識も豊富で、これは良い、アレはダメと持論を展開された。
気づけば互いの夕食を撮って送り合うようになっていた。
時を同じくして自炊機会が多かった自分はメニューも工夫するようになり、図らずも食事管理が強化されることになっていた。
せっかくなので、情報交換で得た知見をまとめたい。
【基本方針】タンパク質を摂る、過剰な糖質は敵
・炭水化物抜くだけのダイエットは非常にリスキー
食事減らしただけではリバウンド間違いなし
⇒基礎代謝を高める身体づくりを!
・抜いた炭水化物はタンパク質で補う。空腹を作らない。
ちなみに1日の糖質量は60g以下が目安とのこと。
仰ることは極めて基本的だが、それまでの自分は「食事量を減らしてきただけ」という印象が強く、ただ減らして空腹に耐えるのでなく、正しい栄養素を摂り「我慢しない」ことがやはり重要だと再認識した。
なお感覚的には1食米を食うだけで糖質60gは一発アウトなのだが、筆者米大好き人間につき流石に抜くのは辛いので、少な目にして糖質100~150gくらいのレンジで凌いでいる。
上記の基本方針をもとに活発な意見交換を行った。
以下にその一部をご紹介したい。
先輩直伝!オススメ飯
・プロテイン
走ったり筋トレした後に摂る。
それなりにカロリーが高いので筆者は走って筋トレした後限定で摂るようにしている。
・プロテインバー
チョコなのに低糖質。タンパク質も15g入っている優れもの。
在宅オヤツにしているが、同じく別に低カロリーではないので、分割して食べた方がいい。
・トクホコーラ
糖質ゼロ。食事との併用で血糖値上昇を抑制できる。
トクホ飲料であれば同様の効用は得られるので、筆者は「からだすこやか茶ダブル」を飲んでいる。値段が高いので、逆に飲酒時に限りチェイサー代わりで愛飲することが主。
・サラダチキン
糖質がほぼない分たくさん食べても太りにくい一方、タンパク質が豊富でリバウンドを回避するのにもってこい。カロリーも100kcal程度だが、全部食べれば割と満足。飽きやすいが、最近はいろんな味やサイズのものがあるので食べ分けると続けられる。終日外回りでサクッと営業車で済ませたい時などはベスト。
・低糖質プリン
プリンなのに糖質3g。元々あまりデザートは食べないので筆者はお世話にはなってない。
・冷しゃぶ
煮る、炒めるより蒸す、茹でる方がヘルシー。好きな肉を摂れて満足感◎。
セブンイレブンの「冷しゃぶサラダ」もタンパク質が30g近く取れる優れもの。
いろいろ紹介され実践するうちに、自分も興味がわいてきて自主的に調べるようになった。
最近ではYouTubeでもタメになるダイエット手法やオススメコンビニ飯が数多く紹介されているので参考にされたい。筆者からも以下を先輩に紹介するなどしてスキルを高め合った。
筆者直伝!オススメ飯
・パーフェクトビール、一番搾り糖質ゼロ
以前の「減量行動指針」で紹介済。
・鯖の塩焼き
カロリーはそれなりだが、低糖質・高タンパク。
昼は食堂でチョイス、夜は自炊(焼くだけ)で愛用している。
・鶏むね肉のサラダ<セブンイレブン>
タンパク質27.4gの優れもの。在宅が立て込んでいた時期は上記「冷しゃぶサラダ」と日替わりで食べて凌いだ。
・サラダチキンロール<セブンイレブン>
タンパク質24.6g。卵とブロッコリーのシーザーサラダ入り。
パンなので腹持ちも十分。朝食で何度かお世話になった。
・ブランパン<ローソン>
パン党ならコレ。糖質2.2g、カロリー63lcal/個。
ちょっと苦みがあるが全然イケる。他にも同種のマーガリンパンなどがあり飽きずにローテできるだけのラインナップが揃っている。
・SUNAOアイス<ローソン>
アイス好きでも躊躇なく摂取できる。
カロリー100切り、糖質10切りという異次元ぶり。
豆乳使用だが、味はそこまで問題ないレベル。
・タンパク質が摂れるグリルチキン弁当<セブンイレブン>
タンパク質45.9g、糖質39.7g(玄米)。
チキンと米を食ってこのパフォーマンスというバケモノ。
全てのダイエッターに薦めたい。
個人的にはダイエッターにはローソンが優しいと思っていたが、最近はセブンがダイエット飯を積極リリースしており捲っている印象。コンビニ飯で痩せられるというのはまさに便利な時代になったものだと感じる。
戦友
こうしたやり取りを続けるうちに、筆者はある境地に辿り着く。
このやり取り、めっちゃコスパのいいライ●ップじゃね?
かつて妻は筆者の身体を気にして何度もライ●ップに通わせようとしたことがあった。ゴリゴリにトレーニングしてチョクチョク食事管理する。一連の先輩の言動はまさにライ●ップを想起させた(行ったことがないので詳細はわかりかねる)が、結果的にそれに従うことで同様の効果をほぼ無償で得られている、というコスパの良さに気づいた。
思えばこの「戦友」は自分の人生にとっても大変重要であった。
かつて会社に指定された試験を受験するときも、正直何のモチベーションも湧かず腐っていたが、近くの同期の家で自主合宿を勝手に敢行し勉強を重ねることで何とかギリギリ合格できたこともあった。
わからないことは聞き合い、重要な箇所は教え合い、ある程度進んだら飲み合い、記憶が飛んだら寝る。
それらを繰り返す中で不思議と楽しみながら合格することができていた。
今回だってそうだ。苦しみながらも「戦友」と笑いながら、さらなる減量に成功できた。そして大きなリバウンドをすることもなく今に至っている。
自分ひとりでやってできない時は他人と一緒にやればいい。「絶対軽量計画」はそれを筆者に改めてわからせてくれた。
誰しも自分ひとりで育ったのではない。いろんな人に支えられて今があるのだと―
※壮大な結末
さて、周りにも助けられ一定の成果を挙げた筆者なわけですが、痩せて良かったこと、思いがけず困ったこと、いろいろありました。
次回以降はその顛末を記し、結びに向かっていきたいと思います。
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