KWZ運営日誌

est2019 e-sportsプロチーム inonakano KWZの運営スタッフが執筆中。 日々のチーム内部の情報や、e-sports業界のニュースについて発信しています。

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最近の記事

報酬制のプロチーム

KWZ運営日誌No.004 報酬制 Fortnite界隈は報酬制のプロチームが多い。 報酬制チームの報酬未払いは定期的に目にする問題である。 なぜ報酬制チームの未払いは起きるのだろうか?報酬を払う側の視点で考えるとその理由が見えてくる。 長所と短所 報酬を支払う側が報酬制にしておくメリットは、固定給を貰っているのに活躍しない選手が出てくるリスクを防ぐ点にある。 活躍度合いに応じて、あらかじめ設けた基準に基づいて支払う報酬制は、運営側が活躍しない選手に報酬を支払わなく

    • 【コラム】 私刑の時代

      2024年は私刑の時代を感じさせる始まりであった。 ダウンタウンの松本人志や、サッカー日本代表FW伊東純也のニュースは皆の記憶に新しいところだと思う。 週刊誌の暴露によって有名人の人生が180°変わる瞬間を日本人は何度も目撃してきた。 キャンセルカルチャー こういった暴露や告発によって有名人の立場を揺るがす文化は、欧米ではキャンセルカルチャーと呼ばれている。 文字通り、有名人の立場を”キャンセル”する文化という意味だ。 賛否 キャンセルカルチャーの正当性に関して、世

      • 【スプラ部門】 挫折と再起

        今大会は最悪の結果だった。 これはinonakano【KWZ】スプラトゥーン部門の共通認識である。 スプラトゥーン最大のリーグ戦形式大会であるINKWAVEにKWZは今シーズンも出場していた。 今シーズン開幕当初の滑り出しは順調であった。 計測終了と同時に7位にランクインし、プレーオフ出場をを射程圏内に収めた。 今シーズンKWZは4DAYS参戦したが、 1日目は11勝1敗、2日目も11勝1敗、3日目は8勝4敗だった。 安定した戦いを演じ、チームには楽観的なムードが漂って

        • 【コラム】 赤字のプロチーム

          KWZ運営日誌 No.002 「e-sportsチームは黒字経営が正義である」 これはKWZ代表のはっきーが繰り返し口にしている文言だ。 彼の言い分はこうだ。 「昨今のe-sportsプロチームは赤字経営のチームが多すぎる。すごいチームに見せるために予算の限界を超えた報酬や費用を支払うチームが多く、赤字のプロチームが”見栄の張り合い”をしている。」 危機感 彼の文言をから読み解けるのは危機感である。 e-sports業界は利益を生み出せないのだとスポンサー企業達に

          KWZ運営日誌 No.001

          はじめまして。”KWZ運営の中の誰か”です。 今回から新しい試みとしてKWZ運営日誌を発信していきます。 チーム幹部に忖度することなく、独自目線でチームの内側を紐解きます。 今回は、ミニコラムを3つほどお届けします。 Fortnite部門の現状 KWZの最盛期はFortniteと共にあった。 2021 FNCS Grand Final を優勝、AICHIIMPACT2021というテレビ局を巻き込んだ大規模オフライン大会でも優勝を果たし、 新進気鋭のプロチームとしてのブラ

          KWZ運営日誌 No.001