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生い立ち書けってね7

日曜日の昼12時
嫌な気持ちばかりですごく焦り出す。

気分を変える為に無理矢理出かける。
出来るだけ日常を忘れられる場所へ
出来るだけ今まで行った事のない場所へ
出来るだけ落ち着く場所へ

そんな都合のいい場所はないけれど
明日が来る事への絶望を忘れるために
いやいやながら外へ出る。

まだ何とかしようと
自分で考え、動けてるのかもしれない。

出かけた先で気分が晴れる事なんてない
それもわかって外へ出る

家へ帰ると
激しい動悸が止まらなくなる。
嫌で嫌でたまらない
明日が来るのが本当に嫌だ。

少しの癒しを僅かばかり期待したが
そんなものは存在しない
ただただ
疲れ、苦しみを増すだけだ

それでも日曜日は外へ出る
あまりにも苦しくて外へ出る

小学生高学年

正直、何不自由なく過ごした時期かもしれない。
少年野球ではショートで3番で副キャプテン
勉強は普通
毎日これといって考える事なく
毎日を過ごし
1日1日を簡単に過ごしていた。
今の自分から見たら
凄く羨ましく思う。

こんな能天気な少年が
後数十年後に
毎日死にたいと思い
うつ病に苦しむなんて想像すらできないだろうと思う。

今、この少年に声をかけるとするなら
「勉強は頑張るな、適当な文系の大学へ行け」
「自営業なんてするな!サラリーマンが最強」
あまりにも、モチベーションの下がるアドバイスをしそうだ。

まだ無限の可能性があると思うこの年代だと思うが、プロ野球選手になる夢は諦めた。
近畿大会に出た時に、なんだか悟ってしまった。

ちょうど株の投資にも興味を持ち出したのも
この時期だった。
理由は単純
ファミコンのゲームでそんなゲームがあったから

「人生なんてキャッシュゲーム」

ずっとそう思ってた。
今もそう思ってる。
キャッシュが尽きたらゲームオーバー
さようなら…

自分の器を簡単にコロナは壊してくれた。
神様はなかなかのゲームを与えてくれた。
では思春期爆発編へ…


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