
嘘つきは何も実を結ばい
先日の記事『好転を果たすクライアントと、好転を果たせないクライアントの違い』の中にある”他人にも自分にも平気で嘘をつく”について詳しく書いてみます。
みなさんも幼いころに嘘をついて両親から怒られた経験が1回や2回ぐらいはあるのではないでしょうか。
怒られたことがきっかけで”嘘をつくのは良くないことだ!”と学び、嘘をつかなくなるのが人間本来の姿です。
しかし、残念なことに学ばない(学べない)人が存在します。
嘘が良くない理由
できないことを「できます」と言う。
知らないことを「知っています」と言う。
わからないことを「わかりました」と言う。
見栄を張る、周囲の関心を引く、責任から逃れる、大きく見せる、その場しのぎなどなど嘘には多くの種類がありますが、その多くは”自分を守るため”です。
褒められることではありませんが、その嘘で他人を欺くことはまだ可能でしょう。
しかし、自分を欺くことは不可能です。
なぜなら、自分の心は本当のことを知っているからです。
※スピリチュアル的な『自分の心は真実を知っている』というたいそうなものではありません。
どんなに些細な嘘だったとしても、”嘘”をつくとき「わたしは今から小さな嘘をつく」と頭と心で処理をしています。
そして何より嘘が怖いのは、その嘘でその場をやり過ごしたときです。
その場をやり過ごせた嘘に味をしめ、嘘を重ねていってしまいます。
先程も書いたように、嘘で他人を欺くことは可能です。
が、自分の心は欺けません。
が、しかし、自分の心を欺き続けることで、心が麻痺をしてしまいます。
やがて心が身体から離れて動かなくなり死んだような状態になります。
こうなると大変です。
身体に負った傷のほとんどは自然治癒や医師に診てもらうことで善くなりますが、心に負った傷はまず自然治癒しませんし、心療内科の先生に診てもらっても善くなることは少ないです。
嘘を嘘で塗り固めている人。
日常会話のように平気で嘘をつける人。
感動しなくなった人。
感謝できなくなった人。
手遅れになる前にセラピストやカウンセラーを訪れてみてください。
まだ間に合います。
fuzitoshi