【変化】モーニングページを一冊やりおえて【感想】
ジュリア・キャメロン著ずっとやりたかったことを、やりなさい。原題 The Artist s Wayという本を読みました。
この記事では著書にも扱われている「モーニングページ」を一月続けて起こったことや感想を書いていきます。まぁ例によって私個人の感想ですよ。
↑!一冊やりおえたんだぜ!↑
果たして「モーニングページ」とはなにか?そこでえられるものとは?うつの人にオススメできるのか?
少々長い記事になったので見出しを作りました。最後まで読んでいただけると嬉しいです。
頭のモヤモヤを作品に昇華したい、けどどうすればわかんないや
世の中にはね、「表現」とか「創作」とか、そういうことをしないと心身のバランスを崩す人が一定数いるんですよ。
いいことですよ、その人が才能に満ち溢れているならね。もしくは働きながらでもやり遂げることのできるタフさがあればね。
でもねぇややこしいことに、「表現」してないと心身壊す人が才能もタフも持ち合わせていない、なんてことあったりするんですよね。
恐ろしいことでしょう?多分俺も表現しないと壊れちゃう、そっち側の人間だと思うんですよね。
なお才能、なお魅力、なおタフネス(体力精神力)うーん全部足りない!
休職三か月目です。
コンカフェのメイドさんに短歌を褒められて積極的に短歌を作れるようになりました。
文章を書く気力が戻ってきました。
富士市の文芸書に参加するために作詩に挑戦するようになりました。
いっぽうせわしなく仕事をしている時期は、書きたいことは頭の隅にいっぱいあるのに、家に帰ると疲れて寝るだけの文章も短歌も書けない状態でした。
土日も良くてサウナいくくらいで何もできませんでした。
買い物いったりいろいろしてはいたんですけど、創作まで届かない、そこが悔しい。
作品として昇華させたいもので頭の中がぐちゃぐちゃに散らかってました。
そういう題材は、ほっとくとどんどん腐って思考を後ろに引っ張ってしまうんです。
そんな状況でこの本「ずっとやりたかったことを、やりなさい。原題 The Artist s Way」という本に出合いました
自力で進むには行き詰ったとき、困り果てていた自分にこの本との出会いはまさに奇跡!!
出会うべきタイミングで出会えるべきものに出会う奇跡をこの本では「シンクロニシティ」と呼んでいます。
バキで有名な!シンクロニシティ!
とにかくこの本と出合ったことで僕は独創性を取り戻すことができました。
「ずっとやりたかったことを、やりなさい。原題 The Artist s Way」について
原題を直訳すると「芸術家のやり方」とかなり方とか?邦題とはかけ離れてるやんけ!そいういう印象を前半を読んでいて感じました。
前半では創作に行き詰った作家たちがこの本のメインツールである「モーニングページ」と「アーティストデート」で再び立ち上がる様子が描かれていました。
そして啓発本というよりは12週12回のワークショップ(セミナー)で学ぶノウハウを本に落とし込んだみたいな本です。
映画評論家であり映画作家でもある著者の書く文章はどこか詩的であったり
貴方の人生で創造性を阻害する人がいなかったか?など思わずハッとする質問があったり
アメリカ?独特の神のやり取り(宗教的なものでなくスピリット的な要素?が強く感じました)があったり
またワークを実行しながらでないと実感できないことが章を進めるほど多く書いてあったり‥
そこまで分厚い本ではないですがこう思いました 読みずれぇ‥。
訳者あとがきの文章が読みやすいこと読みやすいこと、翻訳って訳すだけっしょ?ってわけじゃないことを僕に教えてくれました。これでもわかりやすくしたんだぜ!という翻訳家の努力の声が聞こえてくるようでした。
本の内容を書くとキリがないのでこの本のキモの
「モーニングページ」
を僕が毎日続けてみて起きたできことや自分の変化を中心にこの記事を書いていきます。
モーニングページとは
モーニングページとは頭の中で思っていることをガリガリとB4の紙三枚に書いていくトレーニングです。
B4の三枚ね、と思いやってみたところ90分近く時間がかかってしまいました。
僕の記事は2000文字くらいをベンチマークに4000字だから多めだったなとか1500文字だから少な目だったと目安をつけているんですけど
熱量とかかった時間を考えると4000文字くらい書いてるのでは‥と思いました。
これじゃあ身が持たん!ということで2ページでよしとする!と勝手にルール変更!
最初は途切れたこともあったけどなんとか書き続けることができました。
それでも時間にして40分から60分。文字数でいうと2400から3000はあるように思います。数えてませんけども。
↑モーニングページの実物です、雑に処分したら呪われそう↑
結構ハード!そして案外書けるもんだなぁと自分の中でくすぶっていたエネルギーに感動を覚えました。
ぼんやりと考えていたことが書き出せて頭の中がデトックスされました。
こっからはQアンドA形式でモーニングページと向き合って起こったことを書いていきます。
Q:モーニングページって朝書かなきゃダメなの?
多分朝でなくても良いです。自分の時間をたっぷりととれるタイミングを使って書きましょう。慣れればうまく書けない時でも1時間くらいで書けるかな‥。
ただ、一日のルーティンにしたほうがいいので決まった時間にとりかかると思います。
著者はその時間を作ることが創作への第一歩と書いてました。
確かに、その時間すら無いと創作なんてままなりませんからねぇ‥。
Q:毎日書かないとダメなの?
サボる日があってもいいようです。本にも各章末に今週は何回モーニングページを書きましたか?という問いを用意されていました。
毎日カンペキに続けねば、というよりはイレギュラーで書けなかった日があったとしても継続する習慣が重要のようです。
また「ページを埋めれば何を書いても良い」が重要なルールなので集中力散漫な時も憂鬱な時も熱があるときも書いてみることをオススメします。
意外と抑うつでボンヤリしている時の方が短時間で書き上げられたり、集中力散漫な時に書くと時間はかかっても落ち着きを取り戻せたりします。
本には「モーニングページを書くのに適当なタイミングなどない」と書かれています。
とにかく、モーニングページはその日の状態を写す鏡、毎日習慣づけることをオススメします。
Q:で、君は何か変化があった?うつ病にも効くって本当?
ありました。メンタル壊す人あるあるで昔のことを思い出して一人でウワァーと苦しむことがあります。そんなときに書くモーニングページは地獄のような描写ばかりです。でも、そんな心の地獄を書き続けることによって一つの気づきがありました。
昔を思い出せば怒りばかり、未来を想えば不安ばかり、だったらば、だ、今に留まればいいじゃないか。と
↑そのインスピレーションを詩で表現してみました長渕っぽい↑
それどっかの本に書いてあったの?みたいな陳腐なフレーズですが自分の中から湧いてきた言葉です。
妙に腹に落ちる‥。
そこからは酷い抑うつもクスリで抑え込めるようになりました。
多分僕の抑うつは心因性の傾向が強いです。
抑うつは身体の癖みたくなってしまってます。でも心はもっと歪んでて、その歪んでいた心が一変に矯正された気分でした。
身体は相変わらずなのでクスリは飲んでるけどね‥。
Q:要するに日記だろ?そんな書くことあるか?
日記でも全然かまいません。
昨日見たアニメやドラマのあらすじを書いたこともあるし、その最中に全然脈絡のない豆知識を思い出したらばそれを書けばいいし
とにかくシャッシャとペンを動かし続けることが肝心です。思考の速度がペンの速さを上回ることは絶対にありえません。
また本には「モーニングページ」を書く上多くのヒントが書かれています。
私には創作の才能がある、ととりあえず書いてみろとか
私には人から愛される資格がある、ととりあえず書いてみろとか
モーニングページに慣れた時にやってみるとそのあとにこう筆が進みます。
なぜなら‥
普段の自分の思うことよりも雄弁に本当に自分の言葉なのかと疑うくらい誇りに満ちた言葉が続いてきます。
これ本当だからね(ガンギマリ)
↑こういった現象を著者は創造の神とアクセスしたと表現しています。(神とは一体ウゴゴゴゴゴゴ‥)
ありがとう、ありがとう、ありがとう、と500回書け、という本を読んだことがあります。
モーニングページに慣れたころにありがとう、と書いたところ、
何に対してだ、ここまで生きてきた自分に対して感謝しろ
という言葉がノートに綴られました。俺っぽいセリフだわ、と思いました。
↑その想いを短歌にして落とし込みました↑うーんフリースタイル57577
またモヤモヤしている時に
何に対してモヤモヤしているのか?と書けばそれはおまえ経済的な問題よ!みたいな感じで即答で答えが返ってきます。
じゃあどうすんだよ?それに対しても適切な答えが返ってきます。
しゅんごい‥倉リ造のネ申(ガンガンギマリ)
Q:何かコツとかある?
とにかく書くこと、そして自己検閲をしないこと!
自己検閲、洋物の啓発本にはよくでてくるイメージ。でも日本語だとあまりピンとこない言葉のように思います。
自己検閲の例
しまった、さっきの文脈と関係ないこと書いちゃった→これは自己検閲
助詞が、てにをはがめちゃくちゃだ→これも自己検閲!いいんです、別に人に見せるものでなし
正しい漢字が思い出せないよぉ‥→はい!自己検閲!いいんです!自分が見返すことのない資料だと思って!
下品な内容や擬音祭りになっちゃったよぉ‥!自分おかしいよぉ!
↑はい!最高に自己検閲!いいんです!おかしくたってそれが今のアナタってことで発散しましょう↑
というわけで自己検閲をやめてガシガシ進む癖をつけましょう。
きっとそれは創作的で豊かな人生を送るためのコツだと思うんです。
無意識下でもんもんとしていた自分に対して「ずっとやりたかったこと」を自己検閲を外すことで明確にできる方法。
それがモーニングページです。
まとめとして
モーニングページを中心として記事を書きましたが、本にはモーニングページを活用した人生の困難への取り組み方が沢山書いてあります。
読みやすい本ではけしてありませんがこの記事で興味を持った方は是非手に取っていただきたいです。
そんな得体の知れないものに一日60分はかけられないわぁと勝手に思ってましたが今では生活の中でもっとも豊かで楽しい時間となっています。
書き始めて一ヶ月くらいでしょうか、ペン軸のインクを使いきってしまいました。
書き筋が滑らかな理由で1ミリ軸のペンを使っていました。太すぎるのでモーニングページを書く以外には使っていません。
ささやかな達成感がありました。
人生の晴れないモヤモヤの中に居て、そのモヤモヤをなんとかやっつけたい人にはオススメです。
本自体はモノづくりに行き詰ったアーティスト向けに書かれてますがきっとアナタの人生にもよい物を与えるハズ!!
2022年7月22日富士さんたろうが記す
ちなみにあっちゃんの動画のサムネイルでこの本を知ったんですけども彼の動画は独特な感性とツッコミでなりたってるからなぁ‥。
影響をうけたくないのでこの記事が仕上がったらみたいと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?