私の更年期
それらしい症状が出始めたのは、まだお勤めしていた今から10年程前のこと。
更年期の症状は人それぞれ、出現する時期にも個人差はあるけれど
私はその頃既に、早々に生理も上がっていたので(超ラクちん)
どこか(やっぱりな)という思いはあった。
一般的に言われてる平均よりも少し早めだったのは
40歳の頃に受けた手術やそれに関する当時の病気、
様々なストレスも積み重なっていたことも、一因になっているのかも知れない。
思えば、閉経する数年前から既に体の不調は色々あった。
そして、更年期の症状が強く出た頃の決定的な出来事は
父が他界したことだろう。
あんなに深い確執があって、あんなに憎みながら育ったはずなのに
心の何処かでやっぱり愛されたかったのかな、と思う。
亡くなる前の数か月間の、父が衰弱していく姿は
今も思い出すと胸が苦しくなるし、
亡くなる2日前に、病室に通い続けた私の手を握って
「ありがとう」と言ってくれたあの瞬間の父の目がいつまでも消えてくれなくて
亡くなったあと、私の体調もどんどん悪くなっていた。
結局、目眩と動悸とホットフラッシュの症状がきつすぎて
仕事も続けられなくなった。
病院で処方された薬も殆ど効き目は無かった。
その後、別件でかよった病院で施術中に、ドクターと
何となく仕事を辞めることになったきっかけの話になって
更年期の話になった時に
「家の妻も更年期が酷くて」と言っていて
ああ、なんか、分かる気がする。 と思った。
ドクターは多分、自分至上主義で家のことはタッチせず
奥様の思いにも鈍感なタイプ。
我が家の相方に似ているな、と感じていた。
結局、更年期にもストレスは切り離せないのだと思う。
一番身近なひとの理解とサポートは、大きなカギになるのだ。
それにしてもストレスって、物凄いパワーだな。
心身を蝕んで、ときにそれは腫瘍の原因になったりもする。
この大きなストレスの力を、何か他のことに使えないものかな。
と思う今日この頃です。
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