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イキイキしている高齢者ってどんな人?
仕事で多くの高齢者を接していて、思うことがあるんです。
歳を重ねるにつれて、若々しく元気な人とそうでない人との差が広がっていくな…と。
若い程、見た目に差を感じないのですよね。
赤ちゃんは、みんなとっても可愛いです。
日々どんな生活をしているか、どんな毎日を積み重ねているかは、その人の姿、カタチとして表れていきます。
私の印象として、イキイキとしてエネルギッシュな方は、高齢まで仕事をしている場合が多いです。
適度な緊張感や、人とのコミュニケーションなど色々な神経を使っているので脳も活性化しているのだと思います。
また、
運動をしている人。
趣味を持っている人。
心が穏やかで明るい人。
人付き合いを好んでする人。
こんな方も若々しいなと感じます。
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その中でも、とくに大切だなと思うのは、
心が穏やかで明るいことかなと思います。
ウェルビーイングの研究では、
幸せな人はそうでない人に比べて7-10年寿命が長く、しかも健康である
ということが分かっています。
これを知った時に、
幸せだから健康なのか、健康だから幸せなのか…
どちらが先?とふと考えました。
もし病気になってしまったら、幸せを感じられないかもしれない。
だから両方言えるのでないかなって。
でも、患者さんを見ているとそうではないです。
病気でもそれを受け入れて、自分の幸せや楽しみを見つけ明るく生きている方はたくさんいます。
『余命半年って言われたけど、もう6年も生きているわ~。』
っという方もいます。
わたし自身も、8年ほど前に子宮に病気が見つかりました。チョコレート嚢胞です。
大きくなったら卵巣を切除する必要があると言われていました。
初めて自分にふりかかってきた大きな病気に、すごくショックでした。
でも、病気に良いとされることを調べて実践しながら、日々の幸せを大切に過ごしていました。
『子どもは2人出産後でしたし、卵巣1つ取ってもいいや。』
『ちょっと怖いけど、まっ、いっか!』
病気のことはいつしか、頭から無くなっていましたね。
進行を抑える薬を飲みながら、運動やバランスの良い食事を心がけました。
抗酸化作用のあるハーブティ(ルイボスティー)を飲む習慣もその時から今でも続いています。
そして、3年後の検診でチョコレート嚢胞は消えていました。
医師からは、
『無くなる人珍しいよ!良かったね!』っと。
心がポジティブなら免疫も高まり健康になる。
やっぱり
『健康だから幸せ』
なのではなくて、
『幸せだから健康』
なのだなと改めて思います。
生活習慣を整え、
人や社会と繋がりを持ち、
自分なりの楽しみや趣味を持つ。
そして、毎日幸せを感じながら生きる。
そんなふうに、
一日一日を大切に
積み重ねていきたいですね。