長距離走だけが取り柄でした。
あくまでも過去形ですが。
小学生の頃、水泳に某大手スイミングスクールへ行かされていました。
で、帰りに家から1キロくらい手前で降ろされて走っていました。
元々運動は不器用で、特に球技系はボコボコで野球だとフライが捕れないし(距離感が分からない)、バレーは相手コートにサーブが入れば拍手が湧くみたいな感じしたし。
通っていた水泳も一番下のクラスでしたし。
その代わり長い距離を走るのだけが取り柄でした。
ゆえに体育の授業でも冬のある時期はがんばっていました。
(普通は皆憂鬱になるんですけどね)
中学生の時は運動会で1500メートル走優勝というのがありますし、学校近くのハイキングコースを使って12月に行われるマラソン大会でも3年間通じて学年で10位以内で、3年次には2位まで行きました。
この時は学校指定の、ランニングには向いているとはとても言いがたいシューズで、時折岩場が露出しているところも走っていましたし。
今で言えばトレールランみたいなものでしょうか。
ただ、その流れで入った高校の陸上競技部では常にビリで、さらに色々あり結果的に2年次の秋に退部しました。
受験の時にトレーニングしてなかったんだからそうなるのは当たり前かと今になると思うのですが。
ただ私が退部してからその学年の選手達のタイムが伸びたそうです。
ビリになりたくないというのがよい相乗効果になったのでしょうね(苦笑)。
大学に入ってからもそういう同好会には居ましたけど、モヤモヤしてましたね。
私が1年次の時の4年生の方々との交流は今でもありますが、それ以外は皆無ですし。
今思うと中学生の時がやる気も記録も一番ピークでしたね。
タイムを追うのは高校の2年生までで、あとは楽しく長く走ることが主だったように思います。
そんな中でも青梅マラソンには何度か出走し、無事完走はしています。
家の近所がコースになりますし、良くクルマで走り回っていますからコースの特性は把握していました。
10キロはともかく、30キロの場合は勝負は21~26キロとみていましたので、スタートから川井の折り返し点までは意図的にゆっくり走ってたくさん抜かれ、21キロ付近のこのマラソンにおける心臓破りの坂から全力で行きたくさん抜き返す戦略で走ってました。
青梅マラソンは山へ向かって上がって行き、ゴールへ向かって下りていくと思われている方が多いようですが、それが間違いの元なのです。
実はコース内での細かなアップダウンはあり、21キロ~26キロに本当のヤマ場が来るのです。
21キロの軍畑駅下の先に青梅マラソンで言う心臓破りの坂があります。
でしばらくダラダラ下ってから、日向和田駅の先で一回思いっきり下り坂があり、そして少し水平になってからまたダラダラ上がって(この途中に25キロの関門)、もう一回下り坂があってからの最後の上り下りがあるのです。
多くのランナーは21キロまででへばっているところにあの坂で打ちのめされるようです。
視覚的に精神的にも。
トドメになる最後の26キロ手前の坂でも。
ですのでそれを逆手にとって、21キロまで力を貯めておいて、そこから全力で行く方法で私は走っていたのです。
そのくらいになると周りのランナーは皆へばっていましたから。
そういえば、シドニー五輪の後に行われた回でその時の女子マラソンの金メダリスト高橋尚子さんが出走されて異様に盛り上がっていた記憶があります。
確か高橋さんの周りにガート役の男子ランナーが取り囲んでいましたが。
さらにアテネ五輪女子マラソンで優勝された野口みずきさんも走られていますし、東京五輪の代表だった前田穂南さんも走られています。
ちなみに2代目山の神も出走されたそうですが、途中まで首位を独走していたのにゴールは3番目だったそうでして。
あとでスタッツを視て青梅マラソンのコースを甘く見ていらっしゃったのかなと思いましたけど。
コース紹介のネット動画だけではなく、事前にクルマで視察しておけば変わったようにも思いますし。
付け焼き刃ですとイタイ目に遭うコースですので。
とはいえ、青梅マラソンも数回走ったくらいで最近はランニングよりもウォーキングがメインです。
それも街を歩くという。
ですので、駅から遠い職場は大歓迎で、前職は日本橋の片隅に職場がありましたので、三越前~神田~岩本町~馬喰町~人形町~日本橋界隈は歩き回っていました。
東京マラソンのコースでもある中央通りも普通に歩いていましたね。
今でも東京駅八重洲口から歩いて日本橋三越・コレド室町・三井本館とその先の人形町、さらには水天宮まで地図を見ずに行けます。
兜町へも歩いて行けますけどね。
ランニングはというと、可処分所得的に靴等を揃えられなくなりましたし、近所の目も・・・ですし、そもそも走ることへの心理的余裕も無くなりましたし。
ちなみに、コースとなる街道で走っている方をよく見かけます。
2020年春の緊急事態宣言中でもいましたし。
ただ、フォームを視ているとビックリすることはあります。
なんでそんなフォームで走ってるの?よくそれで走れますね?と素人目にも分かるような位なのが。
1回きちんと指導して貰った方がムダのない走りができると思うんですけどね。
一式替えるカネがあるんだから、コーチングを受けられるカネもあるでしょうし。
私が走ってた頃と違ってそういうコーチの方も結構いらっしゃるようですし。
だいたい、ランニングを独力でやるとろくな事無いですからね。
一応そんな私もランニングの肝だけは忘れてはいないようです。
カラダに染みついているのかも知れませんね。
ただやり直すとしたらまずプールでずっと脚上げを意識してウォーキングしながら周回するところから始めないといけないなと思ってはいますけどね。
あとはウォーキングからのロングスローディスタンスか。
その前にシューズやらなんやら揃えないと行けませんけど、そこまで余裕無いですし。
ああ、市内にランニング向けに強いスポーツ店があるのに。