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娘の病院ごっこ
3歳の娘は【シンダ病院】という病院を経営している。シンダ人が来る病院。
どこからそのコンセプトが入ってきたのかちょっとわからないが保育園ではやっていないとの事で娘の心の内側から来たものらしい。
「次の患者さんどーぞー!」と呼ばれ診察してもらうと「あーこれは大変ですねぇ〜足にえびが入ってました。皮ごと入ってました。取りました。あと口の中にもありました。あとここにもまだありました。心臓って丸いんですよ。ほら!では次歯ブラシ〜歯ブラシ歯ブラシ!私お医者さんだからさぁ〜」と日本名作劇場を20秒で説明したみたいな急展開。
どこからツッコんでいいのかわからない。
足にエビが入る世界観も恐ろしいしサラッと心臓も抜き取られてる。大変な手術だったろうに外科医が最後は歯磨きの仕上げをしてくれてる。
シンダ病院恐ろしい。
「次の患者さんとーちゃんどーぞー」
と巨人にご指名が入った。お医者さんから呼ばれるタイプのシンダ病院。
「まずは心臓を取ります。あ、しっぽ付きのエビでした。書いておきます。」とカルテに自分の名前を書いている。
犯人の名前だからそこは伏せた方が良さそうだけど自分の名前しか書かないカルテ。
「ではここに名前を書いて下さい。」と巨人に署名を要求したがそれはもはやダイイングメッセージ。
息子は呼ばれても絶対に行かないが正しいと思う。次に呼ばれるのはあなたかも知れない。
〜完〜