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茅の輪組む鳥居に夏の服を着せ
ごきげんよう。
今日はわたくし神社に立ち寄りまして「茅の輪潜り」をしてまいりました。
ちょうど今の時期、鳥居の辺りに茅で編みました大きな輪っかがあるのですけれども、これを8の字に通りますと半年間の穢れが落ちるとされておりますわ。
ちなみにこの輪っかになっている茅は「持って帰ったほうが良い」という説と「持って帰ってはいけない」という説がありますのよ。
どちらも験担ぎなのですけれども、わたくしは「持って帰らない」ほうを選んでおりますわ。なぜならば、少なくともマイナスにはなりませんもの。
「茅の輪の茅を持ち帰る説」は「お守りになる」の場合は+100ですけれども「穢れを持ち込む」の場合は-100になってしまいますわ。
「持って帰らない説」の場合はそもそも何もしないので±0ですわ。果たしてどちらの論を選ぶのか。なんだか性格が出そうな問題ですわね――。
それはさておき、茅の輪の青々とした円はなんだか夏の生き生きとした自然にあやかるようで、つい潜りたくなってしまいますわね。この蒸し暑い季節の中でふと爽やかな風が吹くように心が涼しくなったように感ぜられます。
見ていても涼しげで、本邦の季節感によく似合う行事かと存じますわ。
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