高嶺やサマードレスの靡きたる

ごきげんよう。本日7月1日は大正2年に宝塚唱歌隊が結成された日だそうでしてよ。そのご活躍の噂は遠く東京にも伝わっておりまして、女學校にも追いかけている方がいらっしゃるほどですわ。

宝塚少女歌劇、元は温泉地の集客のために阪急電鐡さまが考案したそうで、今となりましては目的が逆転しまして歌劇を見るために宝塚温泉へ出かけるという方が大勢居るほどだそうですわ。
生徒には良家のお嬢様が多いそうで、そのため歌劇団では本名を公にせず藝名が一般的になっているそうでしてよ。

残念ながら東京では宝塚少女歌劇を見ることは叶わないのですけれども、では何故人気かと申しますと、少女雑誌で特集が組まれたりいたしますのよ。例えば『少女の友』で特集されますと、女學校内で話題になったりいたします。ですから見たことが無くっても誰々が好みとかそういった話題になりますわ。

わたくしは藝能にはあまり詳しくないので恐れ入りますけれども、お好きな方は本当にお詳しいですわよね。

一度実際に拝見したら夢中になったりするのかしら――。