鷹羽遣ひを習ふや学習帳
ごきげんよう。
本日は七十二候「鷹乃学習(たかすなわちわざをならう)」ということで、初夏の頃に孵化しました鷹の子がいよいよ巣立ちの準備をする季節になってまいりましたわ。
この候が過ぎますと次はいよいよ大暑。文字を見ているだけでも暑さが感ぜられますわね――。
それにしましても、数ヶ月前に生まれたばかりの鷹がもう独り立ちする季節なのですから鳥の成長というのは早いですわね。鷹は野生でも20年は生きるそうですから、人間に例えますと1歳くらいで親離れして自立しているようなものなのかしら。
単純には比べられませんけれども鷹の世界は厳しいのですわね。
鷹から身近な鳥類に目を移しますとハトの寿命が6年、スズメの寿命が3年だそうでしてよ。身体の大きさに比例するのかしらね。
この中でもし飼うのなら、わたくしはスズメが良いかしら。手のひらに乗る大きさで可愛いですわ。手を近づけるとすぐに逃げますけれども――。
季語に目を移しますと、鷹は三冬、河烏が三春、鴉の子が三夏ですわね。
その中で雀の良いところは、春夏秋冬用いることが出来るという点ですわ。
寒雀でしたら冬、稲雀でしたら秋、雀の子でしたら春と、自然に景に詠み込みやすいですもの。
トランプに例えますとジョーカーのような感じか
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