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更衣くすぐる風のぎこちなく
衣がへ擽る風のぎこちなく
ごきげんよう。今日から6月の學校やお仕事ということで、衣替えだった方も多いのではないかしら。
元来は「物忌」の日に心身の穢れを除くためのお祓いの行事だったそうですけれども、夏の服に袖を通しますと心機一転の効果がありますわよね。
これから梅雨で湿度も高くなりますし、丁度良い頃合いですわ。
この衣替え自体は元々は宮中行事に「更衣」と呼ぶ風習があったそうで細かな決めごとがあったそうでしてよ。明治に入りまして現在の6月と10月に夏冬を入れ替えるという方式になったそうですけれども江戸時代は年に4回も変えていたとか――。箪笥の服を入れ替えるだけでも大変そうですわね。
ちなみに皆さまは夏服と冬服どちらがお好きかしら?
実はわたくし断然冬服が好きなのです。
今日はお寫眞で半袖着ましたけれども、日に焼けたくないので夏も長袖にしていることが多いですわ。
共感して頂けるか分からないのですけれども、なんとなく冬服のほうが「守られている」感じがいたします。
元々和服ですと半袖という選択肢がありませんからそこでお洋服の「半袖」というのに違和感があるのかもしれません。盛夏になりましたら、絽の着物などを着ますと、日本の夏らしく涼やかで良いですわね。
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