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まどろみや背を預けたる夕端居

ごきげんよう。今宵は端居にて「何もしない」をしてまいりました。
その「何もしない時間」の中でいくつか俳句を拵えてみましたので、こちらに掲載したく存じますわ。

このような訳のわからない趣向にお付き合い頂きました皆さま、まことにありがとう存じました。俳句に向き合うための良い時間になりましたわ。

まどろみや背を預けたる夕端居
麦星やかうかうと照る深き潮
行く傘やひるがほの咲く通学路
緋目高の背中ほどある鞄かな
短夜や儚き虫の恋の音
髪洗ふ静けき日々を呼ぶ虫よ
夕端居遠けき汽車の明日へ発ち

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芙蓉セツ子
平素よりご支援頂きまして誠にありがとう存じます。賜りましたご支援は今後の文芸活動に活用させて頂きたく存じます。