すぐ疲れてしまうあなたへ②
皆さんこんにちは。
国際中医専門員、推拿マッサージ師の並木かなえです。
前回、すぐ疲れてしまう方向けに食事の摂り方で疲れにくい身体になるよーというお話をしました。
今回は中医学(漢方)的な角度でお話しようと思います。
お野菜などの食物繊維から食べて、食材も気をつけているのにすぐ疲れてしまう。
こちらも様々な理由がありますが、その中のひとつは
"消化吸収力が足りない"です。
中医学的に胃腸の事は「脾」と呼びます。
身体に入ってきた食べ物を身体のエネルギーに変える所です。
この脾の働きが落ちているとせっかく食べたものの栄養が身体のエネルギーに変えられません。
身体のエネルギーは気や血や必要な水分(陰)などです。
•あまりたくさん食べれない、すぐもたれてしまう
•いつも軟便や下痢
こういった症状の方は脾の働きが落ちているかもしれません。
そして何故脾の働きが落ちているのかも、また様々な理由があるのですー
一概に「これ食べたらよくなるよ!」とか「この漢方が効くよ!」と言えないところがもどかしいですよね。
でも一概に言えないという事はその人にピッタリなやり方があるって事なんです。
ひとつ誰にでも当てはまる事をお伝えします。
冷たいもの摂ってませんか?
胃の中は40℃近くの温度が保たれていることで、しっかり消化が出来ます。
常温のお水って何度でしょうか?
20℃くらい?今なら10℃くらいでしょうか。
それが胃に入ったら、マイナス30℃。
これで十分な消化が出来るとは思えませんよね。
胃酸も過剰に分泌されるでしょう。
それが続けば胃は疲れてしまいますね。
大体の人は習慣で冷たいものを飲んでいます。
夕方喉が乾くから、冷たいビールでぷはーっ!ってしたいとか、ペットボトルが冷めて常温とか。
夕方から喉が乾く方は朝から温かい水分をしっかり摂る。
コーヒーだけ飲んでると利尿作用で水分抜けるのでお気をつけを。
それでも辛い方は漢方や推拿マッサージ、針灸などが助けになるかと思いますのでおっしゃって下さいね。
それでは今回はこのへんで。