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付加価値について

 会社で仕事をしていると、”付加価値を上げろ”だの”付加価値を付けろ”などと言われることがしばしばある。
 で、付加価値ってなんだ?

付加価値=人件費 +金融費用 +減価償却費+賃借料 + 租税公課+経常利益

 ネットで調べてみるとなんかこんな感じらしい。会計上の考え方のようであるが、一般的に使用している付加価値の意味合いを知る一助になる。

 会社のおじさん達が、会議などで、
「より付加価値を意識した商品展開や、戦略を計画していかなくてはだめだ」
なんて言っているとき、おじさん達はきっとさっきの式の”利益”の部分を指してそう言っているのであろう。まさか、人件費をあげてくれる筈は毛頭ないのであろうから。おおよそ付加価値=利益と解釈して問題ないのではないかと判断する。
 たまに、ある人においては、付加価値とは、ある商品とある商品を抱き合わせて販売することだと認識されている方もいたが、ここではその人のことは置いておこう。いや、ずっと置いていこう。

 しかし、既存の商品ではすでに付加価値を付けて販売しているわけで、その場合”付加価値を上げろ”というのはなにも変わらない商品を単純に価格を上げて販売することになってしまう。ユーザーの立場からすると到底受け入れられることではない。 
 だとすると、付加価値を上げる方法は存在するのか。。。あるとすれば、ユーザーに価値を感じてもらえるようなサービスを付加し販売する方法だ。それにはブランディングであったり、他製品との差別化だったりが必要だ。
 おじさま方よ、付加価値を上げるための予算捻出をお願いいたします。
 付加価値と一言で言われてもなんとも悩ましい問題である。

 さきほど、置いてきてしまった抱き合わせ販売により付加価値を上げる方法だが、単純に抱き合わせ販売をした場合、経費が下がる分、価格は下がるのが当然と思われる可能性があり、価格が上がるのは不自然だ。ただ、抱き合わせることにより、価値があがるものの抱き合わせであれば、それは付加価値を上げることにつながるだろう。

 付加価値を上げるサービスとはなにか、それを思いついたとき新しいビジネスの次の一手を踏み出せそうだ。

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