就寝前にポール・ギャリコでクールダウン。
最近はポール・ギャリコの『スノーグース』(矢川澄子訳)を読んでから眠りについています。
矢川澄子訳のスノーグースは三つの小編になっていて、いずれも人間と動物とのかかわりが描かれています。
ひとつは表題どおり「スノーグース」迷子の渡り鳥スノーグース、二つ目の「小さな奇跡」は微笑みをたたえた小さなろば、三つめは「ルドミーラ」ちいさな味噌っかすの牝牛‥‥と、動物が人間に劣らぬ存在感をしめしている。
特に「スノーグース」と「小さな奇跡」の二つが秀逸。現代人がなくしてしまいそうな純粋な心が表現されていて、私自身、落ち着きをとりもどせる。
世の中のドロドロとか
一日の ゴタゴタとか
心の中のトゲトゲとか 全部擬音ですけど(笑)
そういうものを洗い流しクリアリングしてくれる(笑)
夜寝る前に、自分が落ち着ける本を読んでおられる方も多いと思います。
中には絵本を読んでいる方も。絵本は本質を端的にとらえているものが多いからストーリーや自分の想像力を楽しんだり、色彩や絵に癒されたり。
一日の終わりに本来の自分に戻る時間をつくり、自分を癒して眠りにつく。自分の心の安定や安らぎを得ていくことで、また新鮮な明日を迎えられるんじゃないかと思います。睡眠の質もよくなりますしね。
ご覧いただきありがとうございます。いただきましたサポートを胸にきざみ、皆様の心に届く内容を目指して努力していきます。自分自身も楽しみながら長く続けていけたらと思っています。今後ともよろしくお願いいたします。