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本にまつわる好きな言葉。若松英輔氏や映画「丘の上の本屋さん」等より

映画「丘の上の本屋さん」イタリア片田舎の
小さな古書店の中で出てきた言葉たちです。

持ち主が代わり 
新たな視線に触れるたび 
本は力を得る

――『風の影』カルロス・ルイス・サフォンより――


以下2つの言葉は、古書店の年老いた店主が
本を買うお金がない移民の少年に1冊ずつ本を貸しながら
語りかけた言葉です。

注意深くお読み
本は2度味わうんだよ
最初は理解するため
2度目は考えるためだ


ゆっくり読んでごらん
すると中身が体にしみ込んでいく
そしてある日
不意に現れるんだ


最後は、若松英輔(わかまつ えいすけ)氏より
(1968~批評家、文芸評論家、随筆家、詩人)

内なる世界への道標みちしるべ

本屋にうずたかく積まれている本は、まだ本のままで
「書物」にはっていない。

ある衝撃をもって人が、
そこに書かれている言葉を受けとめたときに
「本」は「書物」へと新生する。

「物になる」とは、一人前になる、
あるいは、その人自身になることを意味した。
ある出来事が成就したときなどにも用いられる。

書物は読む人を「物」にする。
そして多くの場合、その人にとっての書物は、
けっして読み終えることのできない言葉の集積になる。

「読書のちから」若松英輔

どの言葉たちも、本を大切に扱い、本に対する愛情と
筆者への尊敬の念が伝わってきます。
時も場所も選ばず、すぐさまどこにでも行けるドアを
持っているのが本、
その上、自身と人生をも高めてくれる素晴らしい存在。
「あっ、ちょっとカッコつけちゃいましたかね。」😋

詩人、片山令子さんの言葉、
本は買う人が、その人自身に贈る大切なプレゼント」なのだと。📚


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